妊活で退職はアリ?なし?大切なのはストレスフリー

妊活」という言葉が、テレビや雑誌などメディアでも取り上げられるようになって認知度は上がってきました。
子どもを授かりたいと思っていても、なかなか妊娠しないと悩んでいる人も少なくありません。

しかし妊活は、社会的に保障や制度があるとはまだまだいえないのが現状です。

働きながら妊活をしている人にとって、「仕事との両立が難しい」と感じている人も多くいます。

今回は、妊活の実態や妊活と仕事の両立の難しさ、仕事を辞めることのメリット・デメリットをまとめていきます。

妊活って何をするの?

妊活とは、妊娠についての正しい知識をつけたり、自分の身体と向き合いきちんと把握し、妊娠に向けて前向きに活動することです。

妊活を始めて間もなく妊娠することが好ましいですが、だれもがそうなるとは限りません

妊活が長期化しそうなときは、どのようにすればいいのでしょうか。

1年間妊娠しないことを不妊症という

不妊症とは、妊娠を希望している健康な男女が避妊せず性交をしているにも関わらず、1年間妊娠しないことをいいます。

非常にデリケートな問題なので、あまり身近に感じないかもしれません。

しかし厚生労働省によると不妊症のために、不妊治療を受けたことのある夫婦は5.5組に1組と、思っているよりも身近な問題です。

参照:厚生労働省「不妊治療について」

いつ病院に行けばいいの?

自然に妊娠できればいいですが、なかなか妊娠しないと「不妊なのでは…?」と不安に思う人も少なくないでしょう。

自然妊娠を希望してから半年〜1年で病院の受診を勧める声が多いようです。

まずは病院に行ってみましょう。
産婦人科によっては、不妊治療をおこなっていない病院もあるので、事前に調べてから問い合わせるといいでしょう。

検査をしたらすぐに解決というわけではなく、治療を始めてみなければわからないこともあります。
まずは検査をして、自分の状態を把握することが大切です。

不妊治療とは

一般的には、はじめにタイミング法を試して、その後排卵誘発→人工授精→体外受精→顕微授精とステップアップ治療をおこないます。

6ヶ月をメドに、次の方法へと移っていき、2年以内に結果を出すことが望ましいです。


仕事との両立は何が難しい?

3人に1人が妊活中に退職や転職をしたという調査の結果が出ており、正社員の半数以上は、「妊娠と仕事の両立は困難」だといいます。

精神的な負担

いくら好きなことを仕事にしてる人であれ、なにかしらのストレスを抱えています。

妊活にとってストレスは1番よくないものです。
ストレスを感じることで、ホルモンバランスが乱れ、生理周期が変わり、排卵機能に影響が出ます。

結果排卵のタイミングが合わせづらく、妊活の妨げとなるでしょう。

精神的負担はさまざまな理由が挙げられます。

  • 上司や周囲の人に妊活中ということを伝えづらい
  • 自分にしかできない仕事をかかえている
  • 通院のための休みが取りづらい、何日も休むのは気がひける
  • 理解が乏しく、フォローしてもらえない、お願いできない

このような環境のなかで働いているのであれば、今後妊娠したときにつわり等で辛くても、なかなか休みを取れない可能性もあります。

身体的な負担

なにをするためにも身体が健康であることが大切です。

仕事をしていると朝早くから夜遅くまで働きづめだったり、同じ姿勢でのデスクワークであったりすると生活リズムが崩れ、運動不足血行不良などを引き起こしがちです。

そのような生活をしていると妊娠しやすい身体作りをするのも困難となります。

疲れが溜まると、妊活を進めていくのも億劫に感じてしまうこともあるでしょう。

時間的な負担

不妊治療のために病院にかかると、頻繁かつ突然な通院が必要です

病院に行くと「次は明日来てください」など、直近の日程での来院もあるため、仕事を急遽休むことになります。

あらかじめスケジュールを立てて計画的に休みを取りたい」と思うかもしれませんが、身体の状況によって進め具合も変わるので、スケジュール通りに勧めるのが難しいです。

いくら妊活に理解のある会社で働いていても、急な休みを頻繁に取るとなると言い出しにくく、それがストレスに繋がってしまいます。
仕事を頑張りたいと思っていても、妊活をしていると急な休みも考えられるため責任が取れず、キャリアへの不安を感じている人も多くいます。

不妊治療と仕事の両立するには?

今の仕事を続けながら、不妊治療ができるのならこのまま働きたいと考える人も多いのではないでしょうか。

不妊治療と仕事を両立するためにはなにをすればいいでしょう。

従業員のための不妊治療に対する支援

すべての会社が、不妊治療に対して支援や取り組みを行っているわけではありません。

しかし不妊治療を目的として、最長1年間休職が可能であったり、失効した年次有給休暇を積み立て、特別休暇として利用できる制度がある企業もあります。

また企業によっては、不妊治療のための費用を助成する制度もあります。

ぜひ働いている会社にこのような支援があるのならば、活用するといいでしょう。

不妊治療連絡カードを活用しよう

どの企業にも不妊治療に対する制度があるわけではありませんが、個別に対応してくれることもあるようです。
まずは相談してみましょう。

「不妊治療連絡カード」というものをご存知でしょうか。

このカードは、企業側に不妊治療中であることを伝えたり、医療機関が発行する証明書となるだけでなく、日本における不妊治療の現状や治療のスケジュールなどの説明もあります。

不妊治療に対する理解を深めてもらい、どのようなサポートをしてほしいか相談するきっかけとして活用するといいでしょう。

不妊治療に特化しているわけではないが、フレックスタイム制度やテレワーク制度を活用して治療の時間を作ることもできます。

職場において両立が可能かどうか、サポートしてもらったり、働きやすいよう部署を異動したりできないか相談してみましょう。

その結果両立が難しいようなら、不妊治療を支援してくれる企業もあるので、転職を考えてみるのもいいかもしれません。

仕事を辞めるとどうなる?

赤ちゃんとの生活を楽しみにしているのにも関わらず、妊活と仕事の両立が難しいと、妊活を続けていくのもいやになってきてしまいます。

それならば思い切って仕事を辞めてしまうのはどうでしょうか。
もちろんメリットはありますが、デメリットもあります。

仕事を辞めることのメリット

仕事を辞めるのは、勇気のいることかもしれません。
仕事を辞めることによるメリットを、確認して、一度よく考えてみましょう。

ストレス軽減!

妊活で大切なのは、いかにストレスをためないかです。

仕事をしていると、どんな仕事をしていてもストレスを感じてしまいます。

人間関係、ノルマ、スケジュール、満員電車にのっても通勤ですらストレスの原因の1つです。

仕事を辞めてしまえば、時間にとらわれず、面倒な人間関係もなくなります。

それだけでなく自分の時間ができるので、趣味に没頭したり、好きなことをやったり、ストレス発散することも。

妊活にとって妨げになるであろうストレスが軽減され、妊活に前向きに取り組めるでしょう。

妊活に専念できる

仕事をしていると、気になることがあっても後回しになったり、仕事を優先して諦めたりという経験は誰でもあるでしょう。

自分でやりたいことに優先順位をつけ、妊活に専念することができるようになります。

不妊治療中の急な通院も、誰にも迷惑かけず行くことも可能です。

排卵日は待ってくれません。
仕事のため休みが取れずチャンスを逃すと、また1ヶ月程度待たなければなりません。

不妊治療を早く終わらすためにも、妊活に専念できることは大きなメリットとなるでしょう。

自由な時間を手に入れる!

なにをするのも自分の自由に決められます。

妊娠しやすい身体作りに励むこともできます。

仕事をしているとついつい崩れてしまう生活リズムを整え、適度な運動、食生活の改善など日々の生活を見直し、自分の身体と向き合ういいきっかけにもなるでしょう。

夫婦で仕事をしていると2人の時間もなかなか十分に取れずにいた人も、旦那さんの時間に合わせて時間を作ることもできます。
会話が増えることで、意思疎通ができ、楽しみも増えるでしょう。

デメリット

仕事を辞めるデメリットは以下のとおりです。

経済的な不安

不妊治療には、時間だけでなくお金もかかります。

治療のなかには、健康保険が適用になる施術と適用にならない施術があるのです。

実際に治療を始めてみないと、どの治療が合っているのか、どれくらいの期間がかかるのかによって、金額も変わります。

仕事をやめるとお給料が入らなくなるため、どうしても収入は減ってしまいます。

そのため今まで自由に使っていたお金が、なくなるかもしれません。

また仕事を続けていればもらえた産休や育休の手当も、もらえなくなります。


再就職の難しさ

妊活に限らず、1度仕事を辞めてしまうとなかなか正社員で仕事に就くのが難しいでしょう。

しかし難しいといえど、可能性がないわけではなく、再就職できるかは自分次第です。

正社員でなくとも、パートや派遣などで働くこともできます。
資格などがあれば、役に立ち就職もしやすくなります。

再就職を考え、妊活中に新たに資格をとるのもいいでしょう。

家にいる時間が長くなる

仕事を辞めると、必然的に家にいる時間が長くなります。

家事が苦手な人にとっては、専業主婦となり家事をすること自体がストレスになるかもしれません。

仕事をしていたときに比べると、社会との繋がりが弱く、家事など家のことを一生懸命やってもなかなか評価されないこともあります。

また不妊治療が長期化すればするほど、ネガティブに感じることも。

モヤモヤすることもあるかもしれませんが、上手に発散していきましょう。

何事もポジティブに考え、今までできなかったことややりたかったことができるチャンスです。

妊活に集中しつつ、自分の楽しい時間を見つけられるといいでしょう。

優先したいことは何か?

子どもがほしいけれど、妊活と仕事を両立できず悩んでいる人は多くいます。

残念ながら妊娠出産にはタイムリミットがあり、年齢が上がっていくほどに妊娠し辛くリスクも上がっていきます。

それを踏まえて、今自分が優先したいことはなんなのか考えてみましょう。

仕事をスッパリ辞める決断ができた人、もう少し仕事を頑張りたい人、不妊治療の進具合によって辞める時期を決める人、優先したいことや状況によっても変わってきます。

また上司に相談し、部署を移動したり、休職したりする選択肢もあるかもしれません。

少し立ち止まってみて、将来のビジョンを確認し、今を見つめ直してみるといいでしょう。

自分の気持ちを大切に!

人生は1度きりなので、やりたいことはたくさんあることでしょう。

そのなかで自分の気持ちを尊重しながら、優先順位をきめていくことが後悔しないためにも重要です。

とくに仕事と妊娠の問題は、とてもシビアで、人生の大きな選択ともなりえるでしょう。

ただ妊活にとって1番大切なのは、ストレスフリーであることです。

少し立ち止まって自分の素直な気持ちと向き合い、後悔のない選択をしましょう。

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