【プロに聞く】iPhoneで可愛い赤ちゃん写真を撮るコツ7選

子どもの成長はあっという間。

ハイハイができるようになったかと思えば、もう歩き出したり。毎日が感動の連続です。

そんな一瞬一瞬を逃すまいと、スマホで写真をたくさん撮っているママも多いのではないでしょうか。

せっかく撮るなら、可愛く撮りたいですよね。

そこで、可愛い赤ちゃん写真を撮るコツをマスターすべく、プロのカメラマンに習いに行ってきました!

iPhoneで撮る、7つの撮影テクニックをご紹介します。

雰囲気のある写真とない写真

今井しのぶ先生

ーー今回教えていただくのは、フォトスタジオ「こどもとかめら」の今井しのぶ先生です。しのぶ先生、よろしくお願いいたします。

今井しのぶです。よろしくお願いします。

ーーしのぶ先生は、「ママフォトグラファー」として活躍され、『はじめてのママカメラ』という書籍も出版されていらっしゃいますよね。

はい。カメラマンであり、2人の娘の母親でもあります。

もともと専業主婦だったんですが、「娘たちの成長を記録しておきたい」と写真を撮るうちに、カメラにハマってしまいました。

今はプロのフォトグラファーとして活動していますが、写真を始めた頃は、「構図ってなに?」というレベルだったんです。

ですから、写真に詳しくない方やカメラは初心者という方も、安心してくださいね。

ーーしのぶ先生も、iPhoneを使って写真を撮ることはありますか?

もちろんあります。

すぐにSNSにアップしたいときや、すばやく撮りたいときは、とても便利です。

iPhoneにもいろいろな機能がそなわっているので、雰囲気のある写真を撮ることができます。

講座スタート

ーープロが赤ちゃんの写真を撮ると、なぜ同じiPhoneを使っているのに「雰囲気のある写真」になるのでしょうか?

赤ちゃんの肌の白さや、やわらかい雰囲気が伝わるよう、色味構図明るさにこだわっています。

ふんわり可愛らしく撮りたいのか、カッコよくオシャレに撮りたいのか、まずはイメージをつくることが大切です。

また、透明感のある写真になるよう心がけています。

明るさを調整するだけでも、仕上がりが格段に変わりますよ!

ほのかちゃん親子

今日は特別ゲストとして、モデルのほのかちゃんママに来てもらいました。

ほのかちゃんを撮影しながら、可愛い赤ちゃん写真を撮るコツをご紹介します!

しのぶ先生直伝!iPhone撮影7つのコツ

完成写真
しのぶ先生が実際にiPhoneで撮った写真

【1】自然光で透明感アップ

まずは撮影する場所を決めます。

ポイントは、窓から差し込む光

できるだけ、自然光が入る窓の近くを選びましょう。

逆光

iPhoneには、明るさを調整する機能があるので、逆光でも大丈夫です。

逆光で撮ると、赤ちゃんの髪の毛がキラキラに写るというメリットもありますよ!

ただし、窓の近くであっても、直射日光が当たる場所はNG。ほのかちゃん、とても眩しそうです。

窓辺の直射日光

実際に撮影してみた写真がこちら。

顔の明るさ比較

左は直射日光の当たる場所で撮った写真です。

顔の半分にしか光が当たらないので、影ができてしまいました。

表情も、まぶしそう。明るく加工しようとしても、影でない部分が白飛びしてしまいます。

一方右側は、自然光が差し込む大きな窓のそばで撮った写真。

逆光気味でしたが、明るさを調整することで、赤ちゃんのふんわりした雰囲気透明感がアップしています!

iPhoneで明るさを調整する方法

タップ
1. 画面でピントを合わせたいところをタップ

太陽マーク
2. 画面に太陽のマークが出ます

太陽マークをスワイプ
3. 太陽のマークを上下にスライド

【2】天気に合わせて調整

昼間は自然光で十分。

室内が暗い場合、電気をつけるなら「シーリングライト」をオススメします。

シーリングライト

オレンジ色の間接照明などは、色味が変わってしまいます。さらに強い光のため、被写体に影ができてしまうんです。

【3】構図に変化をつける

たくさん写真を撮っているのに、どれも同じような印象の写真になっていませんか?

そんなママは、構図に変化をつけてみましょう。

(構図その1)日の丸
日の丸構図

人の目は左右についているため、横写真は通常私たちが見ている自然な印象の写真になります。

(構図その2)三分割
三分割構図

あえて中心を外した位置に赤ちゃんを配置すると、よりオシャレに仕上がります。

カメラを向いてくれなくても、三分割なら自然体な感じに。余白部分にメッセージを書くと、そのまま年賀状にも使えます

三分割のバランスがむずかしいという方は、iPhoneのグリッドを表示させましょう。グリッドとは、画面を9つに分ける縦と横の線のことです。

線が交差する箇所に、赤ちゃんの顔を合わせると、簡単に三分割写真が撮れます!

iPhoneでグリッド線を表示させる方法

設定カメラ
1. 「設定」ー「カメラ」をひらきます

グリッド
2. グリッドをONにします

画面にグリッド
3. 画面にグリッド(縦と横の線)が表示されました

(構図その3)対角線
対角線構図

ポーズのバリエーションが少ない、ねんねの状態。

真上から撮るなら、まっすぐではなく、対角線に撮るのがオススメです。

のびのびとした印象の写真になります。

真上から撮影

真上から撮るときは、部屋の電気を消し、自然光だけで撮ると、自分の影がはいりません。

ママの足が写らないよう、気をつけてくださいね。

(構図その4)シンメトリー
構図シンメトリー

ママと一緒に撮影するなら、ふたり並んでシンメトリー(左右対称)に撮るとオシャレに。

シンメトリ撮影

兄弟やワンちゃんと一緒に撮っても良いですね!

向かい合ったり、お喋りしたりすると、自然な感じになります。

(構図その5)スクエア
スクエアモード

スクエアモードにすれば、構図に悩まずとも、可愛らしい仕上がりに。

instagramの投稿写真にぴったりです。

もちろん、スクエアでもグリッドを表示して、三分割がつかえますよ!

【4】アングルを使い分ける

同じポーズでも、撮る位置を変えるだけで、印象がガラリと変わります。

(アングルその1)ハイアングル
ハイアングル

上から撮影するハイアングルでは、赤ちゃんの顔が大きく写り、目もぱっちり

可愛さがアップします!

ハイアング撮影

座っている状態だけでなく、ねんねの状態でもハイアングルがオススメ

頭の方からカメラを向けましょう。

足元から撮影すると、カメラを向く赤ちゃんの目が小さく写ってしまいます。

頭から撮影

仕上がり
ハイアングルにオススメの体勢
座っている状態、ねんねの状態

(アングルその2)水平アングル
水平アングルで撮影

水平アングルは、赤ちゃんと同じ目線。
からだ全体が写ります。

水平アングル

つかまり立ちができるようになると、ぜひ水平アングルで。

一緒に写るモノで、赤ちゃんの大きさが分かり、成長の記録にもなります。

つかまり撮影

水平アングルにオススメの体勢
座っている状態、つかまり立ちの状態

(アングルその3)ローアングル
ローアングル

ハイハイができるようになったら、ローアングルでも撮りましょう。

屋外でローアングルで撮ると、青空もいっしょに写すことができます。

ローアングルで撮影

できるだけ低い位置にカメラがくるよう、iPhoneをクルッと上下さかさまに持ち変えるのがコツです。

さかさまスマホ

ローアングルで撮ると、床との距離が近くなるので、手前の床がボケてオシャレな雰囲気に。

お花見の季節に桜といっしょに撮るのも良いですね!

満開の桜の下では、赤ちゃんを抱っこして、さらに高さを出しましょう

ローアングルにオススメの体勢
座っている状態、ハイハイの状態、抱っこした状態

(アングルその4)俯瞰
俯瞰

赤ちゃんを真上から撮る、俯瞰アングルもオススメです。

真上から撮る

カメラ目線でなくても、雰囲気のある仕上がりに。赤ちゃんのサイズフォルムが、よくわかります。

日常の一コマを切り取ったような、素敵な写真ですね。

真上からハイハイ

俯瞰アングルにオススメの体勢
ねんねの状態、ハイハイの状態

【5】背景をぼかす

赤ちゃん横たわる

iPhone7plus8plusXについているポートレートモードをつかうと、背景をぼかすことができます。

背景がぼけるだけで、一眼レフカメラで撮ったような写真に。

主役の赤ちゃんも引き立ちます。

ポートレートモード

ポートレートモードをつかうときは、ぼかしたい背景と赤ちゃんの距離を離すことがポイントです。

奥行きがある場所で撮影した方が、背景をぼかしやすくなります。

ポートレートモードNG

カメラと赤ちゃんの距離が近すぎるとポートレートモードは使えません。

iPhoneの画面に「離れてください。」と表示されるので、赤ちゃんから少し離れてくださいね。

【6】動く赤ちゃんをとらえる

赤ちゃんは、ハイハイやあんよができるようになると、なかなかジッとしてくれません。

いろいろなものに興味をもって、カメラを見てくれるのも一瞬。

「カメラの方を向いてほしい!」というときには、音がなるおもちゃや動くものを用意しましょう。

音が出るおもちゃ

パパや家族が手伝ってくれるときは、一人がカメラの後ろから声をかけてください。

おもちゃを撮影者の背後で鳴らすと、カメラ目線になりやすいです。

撮影者の背後で鳴らす

この日のほのかちゃんは、絶好調。

ママをめがけて、高速ハイハイで動き回ります。

ハイハイ1

ハイハイ2

ハイハイ3

こんなに動き回るほのかちゃんでしたが、連写モードにすることで、ブレていない写真が撮れる確率があがります!

こんな風に、ブレていない1枚が撮れました!

iPhoneの連写機能の使い方

1. 撮影ボタンを長押し

押している間、シャッターを連続できることができます。

【7】仲良く自撮りする

仲良く自撮りする

つづいては、赤ちゃんと一緒に自撮りするコツをご紹介します。

ポイントは、赤ちゃんとママがギュッと寄ること

すると、仲良しな感じが伝わる写真になります。

ママは赤ちゃんを膝の上にのせて、体操座りをすると楽です。

ママの自撮り

片手でシャッターボタンを押すのはむずかしいので、セルフタイマー機能を使いましょう。

セルフタイマー機能

画面上部の時計のマークから、セルフタイマーを設定できます。

長い時間待つことはむずかしいので、設定時間は3秒がオススメ!

写真を通して育児も楽しもう

今井しのぶ先生

ーー撮影のコツを教えていただきありがとうございます。しのぶ先生は、写真撮影の講座も開いていますよね。

はい。私が「写真の撮り方を勉強したい!」と思ったとき、子連れで受けられるレッスンはありませんでした。ママも学べるように、子ども達もいっしょに参加できる講座を開いています。

子どもって、ねんね、お座り、ハイハイ、つかまり立ち……と、どんどん出来ることが増えていきますよね

だからこそ、「今だけしか撮れない」その一瞬を写真におさめたいと思うんです。ママはみんな、同じ気持ちだと思います。

ーーさいごに、一言アドバイスをお願いします。

今回ご紹介したコツはどれも、すぐに始めることができるものばかり。

オシャレな写真が撮れるとモチベーションが上がり、撮影がもっと楽しくなりますよ。

ただし、撮影ばかりに夢中になって、赤ちゃんとコミュニケーションをとることを忘れないように

撮影前にはいっぱい遊び、撮影中もたくさん話しかけてあげてください。

ママも赤ちゃんも、まずは写真を楽しむことが大切です。

ーーしのぶ先生、本日はありがとうございました!

(取材・文:伊藤みさき)

講師プロフィール

こどもとかめら
代表 今井しのぶ(いまい・しのぶ)

三重県鈴鹿市出身。専業主婦だったが、カメラを独学で学び、2011年より神奈川県川崎市の自宅で、ママ向けフォトレッスン・スタジオ撮影を始める。
現在、川崎市・横浜市を中心に、ママフォトグラファーとして活躍。

ママ向けフォトレッスンは、受講者2,000人を超えるほどの人気。分かりやすい解説と親しみやすいキャラクターで、ママから多くの支持を得ている。

<WEB>
https://www.kodomotocamera.com/

<ブログ>
https://ameblo.jp/kodomotocamera/

今井しのぶ先生の著書紹介
はじめてのママカメラ 365日の撮り方辞典

『はじめてのママカメラ 365日の撮り方辞典』
(マルイスタッフ)

この記事でご紹介した7つのコツに加え、目の中に光を入れる「キャッチライト」など、今回はご紹介できなかったテクニックも満載。

写真の撮り方だけでなく、カメラの選び方やフォトブックの作り方、写真の整理術なども詳しく説明されており、手元に置いておきたい1冊です。

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