加藤貴子の連載コラム「頑張らない、妊活のすすめ」(第1回)朝の習慣

この度、「赤ちゃんの部屋」で連載コラムを執筆させていただくことになりました女優の加藤貴子です。

私は、44歳と46歳のときに男の子を出産しました。それまでの道のりは険しく、不妊治療、3回の流産と不育症、そして夫の男性不妊。
まさに山あり谷ありの日々…。

けれど、ある時期から“自分をほぐす”ほどに、妊活は順調になるということが腑に落ちてきたのです。

そんな気づきへと私を導いてくれた体験を、6回にわたり綴っていきたいと思います。

第1回目は、思考にポジティブさをもたらしてくれた、“朝の新習慣”について。

心がふっと軽くなる、ヒントになれば幸いです。

<以前のインタビュー記事>

毎朝、同じ時刻に起きる

妊娠がなかなか叶わず、不安や焦りを抱えていたあの頃。はりつめた心は、いつ壊れてもおかしくない状態でした。

クリニックの先生は、「妊活をとにかく楽しんで」と励ましてくれましたが、妊娠したいと意気込み、ナーバスだった当時の私は、とても現実を楽観視する余裕などありません。

そんなある日、先生が「毎朝同じ時刻に起きて、朝日を浴びることを習慣にしてみては」と、アドバイスしてくださったのです。とにかく、規則正しい生活を送ること、それからきちんと眠ることが、大事だから、と。

先生曰く、起床時間を毎日同じ時刻にすると、体内リズムが崩れにくくなり、夜眠りにつきやすくなるというのです。

それまでの私は職業柄、生活リズムが不規則になりがちで、睡眠は浅いのが当たり前。眠れない日が続くこともありました。

早起きは前向きのはじまり

いま思えば、それが思考回路をネガティブにしていた原因だったのです。とくに寝付けない夜は、不妊の焦り、将来への不安が、どんどんオバケ化していき…。頭の中では、よからぬ妄想ばかりが膨らんでいました。

でも、負のスパイラルの渦中にいる私は、自分を俯瞰する余裕さえないので、思考を変えないと、とは考えられません。ただただ、妊娠したい一心で、体質改善を目的に、朝7時の起床を始めてみたのです。

最初はつらくて、途中、挫折もしましたが…何度も挑戦していくうちに、気づけば、休日でも朝7時になると、自然と目が覚め、寝る時間が遅かった日の翌朝でも、朝日を浴びればすっきり起きられるほど、ぐっすり眠れるようになりました。

そうしたら、朝でもきちんと空腹を感じ、朝食をしっかり食べられるようになり、風邪も引きにくくなって。こうした体の変化は励みになりました。

でも何よりも、どんどん気持ちが前向きになっていく、その変化が、うれしくて、うれしくて。

焦りや不安、イライラにとらわれにくくなり、次第に張り詰めていた心が軽くなっていったのです。

ぐっすり眠り、脳を休ませる時間を確保することが、いかに重要か、身をもって体感できた瞬間でした。

自らを悲観し、それでも仕事に、妊活に、一生懸命取り組んでいたかつての私と同じように、苦しまれている女性は、多いかもしれません。

けれど自分をほぐし、認め、リラックスするほどに、状況は好転していくものです。

そんな気づきに心が救われた「毎朝定刻に起きる習慣」。日常に取り入れて、本当に良かった!

7時起きを継続できた理由

どんなこともついつい力んでしまう性格なので、「うまくいかなくても落胆しない」ことを意識しました。

せっかく状況をよくするために始めたことなのに、肩に力が入りすぎて、かえってストレスになってしまっては意味がありません。

とにかく続けることが大切。ときには失敗しても、また始めればいい。こんな風に気楽に構えるようにしたのが、よかったのかもしれません。

それから、睡眠不足を感じた日には15分の昼寝をするようにしていました。あまり長く仮眠をするとかえって疲れにつながるそうなので、移動時間や休み時間に、さくっと少しだけ。

それだけで、頭がスッキリすることを知ってから、早起きがつらくなくなり、睡眠不足の軽減になりました。

(編集協力:染矢真帆)

<以前のインタビュー記事>

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