妊娠初期はおならがでやすい?原因と対策は?

妊娠がわかってから、おならが増えたと感じるママも多いのではないでしょうか。

女性にとって、おならは恥ずかしいというイメージがあり、我慢しがちです。

しかし、おならは妊娠にともなうマイナートラブルのひとつで、決して珍しいことではありません。

おならが出やすくなる原因は、妊娠時期によって違いますが、妊娠初期は女性ホルモンの影響が大きいといわれています。

「どうしておならが増えるの?」
「おならが臭い時にはどうしたらいいの?」
「おならを減らす対処法はあるの?」

自然な現象とわかっていても、「少しでもおならから解放されたい!」と思うのは当然のこと。

そこで今回は、妊娠初期におならがでやすくなる原因や対処法について紹介します。

おならには便秘が関係している?

妊娠の初期症状として、悪阻やおりものの変化などがあげられますが、なかには「妊娠してからおならが出るようになった」と感じる人もいるようです。

そもそも、おならはどうして出るのでしょうか。

通常は、体内で食べ物が分解されると、ほとんどが血液中に吸収され、残ったものは便として排出されます。

ところが、妊娠するとホルモンやストレスの影響で消化力が低下するのです。

便ががうまく排出されなくなり、便秘を引き起こしやすくなります。

便秘が続くと腸内環境が悪化。

ガスが溜まりやすくなり、おならの頻度が増えてしまうのです。

参照:タケダ健康サイト「おなら」

おならを我慢すると身体によくないの?

おならは、健康な人でも1日に5~6回程出るといわれています。

おならを人前で出すことには抵抗がありますが、我慢が続くと腸内に残った老廃物の腐敗が進み、さらにおならの頻度が増えたり臭いがきつくなる原因にもなります。

悪化するとおなかの張りや腹痛をともなうこともあり、妊娠に影響を及ぼす可能性も少なくありません。

ツライときには、我慢せず病院を受診しましょう。

妊娠初期のおならの原因は?

では具体的に、おならを引き起こす原因についてみていきましょう。

妊娠初期のおならの原因

  • ホルモンバランス
  • 水分不足
  • ストレス
  • 子宮の増大による
  • 運動不足

女性ホルモンが腸の働きを弱める

妊娠すると、子宮を妊娠に適した状態に整えるプロゲステロンという黄体ホルモンの分泌が増加します。

プロゲステロンは妊娠を維持するために重要なホルモンですが、腸にとっては働きを妨げることがあります。

  • 子宮の収縮を抑える働きが、便を肛門に運ぶぜん動運動も弱めてしまう
  • 体内の水分量を保つために、老廃物からも水分を吸収して、便がかたくなる

水分が不足して便が硬くなる!

個人差はありますが、妊娠初期はつわり症状で食事や水分の摂取量が少なくなり、便の量や回数が減ることがあります。

老廃物が蓄積すると便がカチカチになり、おならが溜まりやすい環境が作られます。

妊娠中は子宮内に羊水を溜めたり血液をさらさらに保つため、妊娠前よりも水分が必要で、意識して水分補給をしないければ、便秘になることがあるのです。

通常は1日に1.5Lほどの水分が必要とされていますが、妊娠中は1日に2L以上の水分補給が目安といわれています。

あまり水分を取る習慣がない方にとっては大変に思える量ですが、こまめに補給したり、利尿作用のあるカフェインを控えるなど、工夫しながらできる範囲で取り組みましょう。

ストレスの影響で便が通りにくい大腸に

妊娠初期は急激な体調の変化で、気持ちが不安定になり、自律神経が乱れてストレスを抱えやすい時期です。

大腸がストレスを受けると、緊張状態で縮まるため、便が通りにくくなります。

このような状態をけいれん性便秘といい、便が溜まり、おならが発生しやすくなります。

さらに、ストレスが腸内環境のバランスにも影響し、おならや便秘を引き起こすとされています。

そうならないためには、健康な腸を維持することが大切です。

ポイントは腸の動きを活発にする「善玉菌」や、食べ物を腐敗させる働きを持つ「悪玉菌」、両方の作用を持つ「日和見菌」のバランスです。

このバランスが崩れ悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化するので、妊娠中はストレスを溜めない工夫を心がけましょう。

参照:株式会社ヤクルトHEALHIST242(2017)「脳と腸の密接な関係」

子宮が腸を圧迫し、老廃物が溜まりやすくなる

妊娠すると骨盤が広がるので、恥骨と骨盤の結合部分に隙間ができて、腸が伸びやすくなります。

伸びた腸は働きが鈍り、おならや便秘につながるのです。

妊娠後期になると大きくなった子宮が腸を圧迫して、おならの原因になることがあります。

これは赤ちゃんの成長と考えて、気にしすぎないようにしましょう。

運動不足によって消化力が低下

妊娠初期はイライラや頭痛、吐き気などのつわり症状に悩まされることが多いものです。

さまざまな不快感によって、行動範囲が狭くなるママもいるでしょう。

しかし極端な運動不足になると、全身の筋力が低下するため、腸や胃など内臓が垂れ下がり、便が通りにくい状態になることがあります。

それを予防するカギを握るのが「腹筋」です。

腹筋が弱まると、便を肛門に押し出す力も衰え便秘につながります。

身体が細めの方は、もともとの筋肉量が少ないため、なおさら便秘になりやすい傾向があります。

次に紹介する予防策を参考にして、便秘やおならを減らすためにできることを考えていきましょう。

おならを減らす予防策!ポイントは便秘改善!

おならが自然なことだと分かっていても、どうしても恥ずかしいと感じてしまうもの。

少しでもおならを減らすために、できることがないかみていきましょう。

腸内環境を整える4つのポイント

  • 食事
  • 運動
  • 水分補給
  • 排便リズム

おならを減らすポイントは便秘予防です!

腸の働きを改善して、腸内環境を整えることが大切です。

具体的にはどんな方法があるのでしょうか。

腸を元気にする食生活を

腸の働きを改善するためには、食生活から見直しましょう。

1日3食しっかり食べる

規則的に食事を取り、体内の消化リズムを整えましょう。

とくに朝食は、排便を促す効果があるので、ぜひ習慣づけたいものです。

またつわりで料理が難しい場合には、シリアルなど栄養価もあり手軽に食べられるものを取り入れてもよいでしょう。

食物繊維

食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があり、それぞれ働きが異なりますが便秘解消に有効です。

【水溶性食物繊維】
便に溶け込みやわらかくする働き

【不溶性食物繊維】
腸のぜん動運動を活性化して排便を促す

ただし、摂りすぎに注意が必要なのが、不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維は、便のかさを増やして腸を刺激する働きがありますが、摂りすぎると便の量が増え、おならの量や臭いが悪化することもあります。

また、ストレス性の便秘の場合は大腸の通過性が悪く、便が溜まりやすい不溶性食物繊維の取りすぎには気をつけましょう。

 

食物繊維 多く含まれる食品
水溶性食物繊維 海藻類、こんにゃく、果物、モロヘイヤなど
不溶性食物繊維 根菜類、カボチャ、きのこ類、豆類など

詳しくはこちらをご覧ください↓

乳酸菌とオリゴ糖

便秘解消には「善玉菌」を増やして、腸内環境を整えることが重要です。

乳酸菌やオリゴ糖を積極的に摂って善玉菌を増やしましょう

乳酸菌は次のような発酵食品に多く含まれています。

  • ヨーグルト
  • チーズ
  • 納豆
  • 味噌

オリゴ糖には、液体タイプと粉末タイプがあります。

液体タイプは甘みが強いのが特徴ですが、添加物が含まれていることもあるので、妊娠中の便秘解消に使うのであれば、粉末タイプがいいでしょう。

オリゴ糖についてはこちらをご覧ください↓

適度な運動で消化機能を活性化する

妊娠中は体調の変化が大きく、どうしても運動不足になりがちです。

運動不足が続くと、体力が落ちるだけではなく、消化機能を含むさまざまな器官の働きも低下します。

身体を動かすことで、消化を促す内臓や腸を正常に働かせるだけでなく、自律神経も整えられます

ウォーキングなどの有酸素運動を体に負担がかからない程度におこなうのもオススメです。

リラックス効果や腸のぜん動運動を活発にする副交感神経を優位にする効果が期待できるでしょう。

ただし、おなかの張りを感じたり、身体の調子が悪いときは控えながら、ムリのない範囲で日常生活に取り入れてください。

朝起きたらコップ一杯の水を飲む

私たちが寝ている間は、胃や腸も活動を休んでいます。

そこでオススメなのが、朝起きてすぐに、一杯の水を飲むことです。

水を飲むことで、休んでいる胃腸や大腸を刺激して、便意をもよおしやすくなるといわれています。

これを毎朝の習慣にして、便秘解消に努めましょう!

また、炭酸飲料や酢は腸を刺激して排便を促す効果があるので、適度に取り入れるとよいでしょう。

決まったタイミングでトイレに行く

おならが出そうと感じたタイミングでトイレへ行けず、我慢してしまうという経験は誰にでもあるものです。

また、「どうせ便秘だから」とトイレに行く回数が減ってしまうこともあるでしょう。

そこで、決まったタイミングでトイレへ行くことで排便リズムを整え、腸にガスや老廃物を溜めないことが大切です。

とくに朝食後は、トイレへ行く習慣をつけましょう。

「今日も1日元気に働いてね」と、腸に排便を促す合図を送ることにもなります。

妊娠中はトイレタイム意識をして、「溜めない身体づくり」をしていきましょう。

参照:公益財団法人千葉県栄養士学会「便秘の予防と食事」

参照:JA共済「食と排泄の腸イイ関係!Drコラム」

薬の服用には気をつけて

妊娠初期は、赤ちゃんの器官が形成される大切な時期です。

まだ妊娠に気づいていないケースもありますが、薬の服用には気をつけましょう。

妊娠時期によっては胎児に影響することもあるので、便秘気味だからといって安易に市販の便秘薬を服用せず、医師に相談しましょう。

参照:日本産科婦人科学会「妊婦の薬物服用」

周囲の協力でおならを我慢しない生活を!

妊娠中におならが増えることは、不思議なことではありません。

人前でおならをするのには抵抗がありますが、我慢は禁物です。

おならが出やすくなる原因をパートナーや家族と共有して、我慢せず安心してマタニティライフを楽しみましょう。

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