妊娠初期のイライラは原因があった!いつまで続く?解消法は?

「妊娠がわかって嬉しいはずなのに、些細なことにイライラする」と感じたり、「最近イライラするようになったと思ったら妊娠をしていた」という経験をした方も多いのではないでしょうか。

旦那さんのの何気ない一言にイラっとしたり、そのせいで喧嘩が増えることもあります。

そんなイライラは、妊娠初期に多くの妊婦さんが経験するつわりのひとつです。

今回は妊娠初期のイライラの原因や、解消法などについてまとめました。

月経前症候群(PMS)との違いは?

妊娠初期のイライラは、生理前に感じる不快感(月経前症候群)と症状が似ています。

赤ちゃん待ちをしている方にとっては、「妊娠か生理か」とドキドキする時期でしょう。

月経前症候群を引き起こす黄体ホルモンのプロゲステロンは、妊娠をすると増加します。

そのため、どちらも同じような症状を感じるようです。

プロゲステロンの影響で生じるマイナートラブル

  • 情緒不安定
  • 下腹部の痛みや膨満感
  • 乳房の痛み
  • 肌トラブル
  • めまい
  • 頭痛

妊娠の兆候と月経前症候群のイライラを見分けるには、そのほかの症状に注目する必要があります。

症状が治まる時期

妊娠初期症状も生理前の症状も、始まる時期や期間には個人差がありますが、生理予定日ころに症状が落ちつくかがポイントです。

【妊娠初期症状】
受精卵が着床を終える生理予定日ころ(妊娠4週目ころ)からあらわれ始め、その後も継続し妊娠3ヶ月ころピークを迎える妊婦さんが多い。

【月経前症群】

生理予定日の1週間ほど前から始まり、生理予定日ころには治まることが多い。

出血の違い

妊娠をした際の「着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)」も、見分けるポイントのひとつです。

受精卵は排卵後1週間ほどで着床を始めますが、その際に子宮内膜が傷ついて出血をともなう場合があります。

生理と勘違することもありますが、いつもより期間が短かったり、少量だったりと違いを感じたら妊娠の可能性が考えられます。

基礎体温の変化

基礎体温は、妊娠を見分ける判断材料のひとつです。

排卵後に分泌が盛んになる黄体ホルモンのプロゲステロンは、体温を上げる作用があり、妊娠をした場合には高温期が続きます。

一般的に黄体期(排卵日から生理開始までの期間)は14日前後といわれており、高温期が16日以上続いたら妊娠の可能性が考えられるのです。

しかし、妊娠しなかった場合には生理が始まるとともにプロゲステロンが減少し体温も低下します。

こうした変化にも気づきやすいので、日ごろから基礎体温のチェックをしておくとよいでしょう。

いつもと違うと感じたら産婦人科を受診しよう

月経前症候群と妊娠超初期症状は症状が似ており、自分で判断できないときもあります。

出血や身体の調子がいつもと違うなと感じたら、早めに産婦人科を受診しましょう。

妊娠初期のイライラの原因は?

妊娠初期はちょっとしたことでイライラして、怒りっぽくなった自分が嫌になることもあります。

さらに、感情の起伏が激しく自分でコントロールできずに、気分が落ち込むことも少なくありません。

妊娠初期は精神的にも体力的にもツラく、大きな変化にとまどうママが多い時期です。

では、妊娠初期にイライラする原因をみていきましょう。

ホルモンバランスの変化で自律神経が乱れる

妊娠によって、体内のホルモンバランスは大きく変化します。

ホルモンや自律神経は、ともに脳の視床下部でコントロールされており、ホルモンバランスが崩れると自律神経にも影響すると考えられています。

そのため、妊娠をすると身体も心も不安定になることが多くなるのです。

つわりの影響で我慢が増える

妊娠にともなって増加するホルモンは、つわりを引き起こす作用があるといわれています。

  • ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)…吐き気を引き起こす
  • プロゲステロン…だるさ、眠気、熱っぽさを引き起こす

さまざまなつわりの影響で、思うように行動できなかったり食べたいものも食べられなかったりすることも、ストレス抱える要因のひとつです。

妊娠をまだ職場に報告していないママは、「迷惑かけないように」と周囲へ気遣いをし、体調が悪くてもムリをしてしまうこともあるでしょう。

我慢が続くとストレスを抱えやすくなり、イライラする場面が増えてしまいます。

妊娠や出産への不安

妊娠初期は流産の可能性が高い時期でもあり、「しちゃいけないこと」を意識してピリピリすることが多くなります。

もちろん、妊娠中にタブーとされていることは控えて生活したいものですが、何より大切なのはママがストレスなく過ごすことです。

「安静にしなきゃ」と家にこもったり、好きなものでも「身体に悪いから」と一切口にしないなど、過剰な我慢は逆にストレスを助長してイライラにつながります。

また仕事をしている場合、出産後も仕事を続けるか退職かという選択も、精神的に大きな負担になるでしょう。

一人で抱え込まずに夫婦で十分話し合い、不安をやわらげて、イライラを解消しましょう。

周囲からの理解不足

妊娠をすると、ママの体内ではめまぐるしい変化をします。

生活スタイルも一変し、精神的にも不安定になりがちな妊娠初期。

いっぽうおなかはまだ目立たず外面的な変化が小さいため、周囲の人は今までと同じように接してしまうものです。

こうした周囲とのギャップが、イライラを引き起こす原因になることがあります。

「ご飯まだ?」「最近いつも寝てるね」など、夫からの何気ない一言に「私がこんなにツライ思いをしているのに」と、イライラが爆発したという妊婦さんもいるでしょう。

夫にとっては悪気がなくても、妻にとっては一番身近な存在である夫が気持ちや状況を理解してくれないと思うと、余計ツラく感じてしまうものです。

イライラはいつまで続くの?

イライラがいつまで続くかは個人差がありますが、一般的にはつわりが落ちつく妊娠4ヶ月ころが目安と考えてよいでしょう。

妊娠4ヶ月ころには胎盤が完成し、ホルモンバランスも安定するため、イライラが減ったと感じる妊婦さんが多いようです。

ただし、妊娠中を通してストレスを感じる場面はたくさんあり、人によっては安定期に入ってもイライラに悩まされることもあります。

ストレスは赤ちゃんに影響する?

イライラが生理的なものとわかっていても、やはり気になるのが赤ちゃんへの影響ですよね。

イライラ自体は赤ちゃんに直接影響しないといわれておりますが、イライラが続いてストレスが溜まると赤ちゃんに影響をおよぼすことがあります。

赤ちゃんの精神疾患や発達障害につながる可能性も

ストレスを感じると、コレチゾールというストレスホルモンが、体内から放出されます。

通常は胎盤が胎児をストレスホルモンから守る働きをしますが、胎盤が未完成の妊娠初期は、赤ちゃんがダイレクトに影響を受けるのです。

赤ちゃんの神経や脳などが形成されている妊娠初期にストレスを受け続けると、発達が阻害され、赤ちゃんが精神疾患や発達障害になる可能性があると考えられています。

参照:日本衛生誌(Jpn、J、Hyg)71、188-194(2016)「妊娠期の母体ストレスと脳機能形成異常」

早産や流産を引き起こす原因になる

大きなストレスを受けると、身体を守るためアドレナリンが放出されます。

アドレナリンは血管や子宮を収縮させる働きがあり、最悪の場合、早産や流産を引き起こすこともあります。

イライラして眠れない日が続いたり、身体に違和感をおぼえたら我慢せず病院を受診しましょう。

参照:東邦大学「ストレスと脳」
参照:チャイルド・リサーチ・ネット「第2章~胎児期からの子育て」

イライラを解消する対処法は?

ストレスが赤ちゃんへ与える影響を知ると、不安になり、「イライラしないようにしなきゃ」と考えてしまうものです。

しかし、日常生活で感じるイライラ程度であれば、赤ちゃんへの影響はそれほどないともいわれており、心配しすぎる必要はありません。

「イライラは普通のこと」と、おおらかに受け止めて、上手な解消法をみつけていきましょう。

ここでは、イライラ解消にオススメのアイディアを紹介します。

自分に合った方法をみつけ、できるだけストレスフリーなマタニティ生活を目指しましょう。

夫にイライラの原因を伝え理解してもらう

女性は自分の身体を通して妊娠を実感できますが、男性は身をもって感じられないので、妻の急な変化に戸惑うこともあります。

旦那さんの今まで通りの態度も、妊娠初期のママにとっては「何もわかってくれない」と思えて、すれ違いがうまれることもあるでしょう。

そうしたすれ違いを減らすために、重要なのがコミュニケーションです。

イライラする理由を丁寧に伝え、お互いに理解できる環境を作りましょう。

「頼りにしている」と伝えることで、旦那さんもも気遣いや思いやりのある言葉をかけたくなるはずです。

上の子にも気持ちをきちんと伝える

はじめて妊娠したママはもちろんですが、ふたり目以降の場合でもなかなか不安は尽きないものです。

子どもがまだ手がかかる時期だとなおさらでしょう。

イライラの原因が目について、夫だけでなく子どもに当たってしまうことも少なくありません。

気持ちに余裕があるときには「あなたのことが大切。今はイライラしてしまうけどごめんね」と、上の子にも愛情を言葉にして伝えましょう。

しっかり休む

つわりの時期は、吐き気などで夜眠れないこともあるでしょう。

睡眠不足は食欲不振やイライラの原因にもなるので、休めるときはしっかり休んで体力を蓄えることが大切です。

仕事をしているママは、休めるタイミングが限られますが、こまめに気分転換をしながら乗り切りましょう。

ゆったりとリラックスして過ごす

イライラする時期には「ゆったり過ごすこと」を心がけましょう。

家事や仕事のペースを少し落とし、ムリなく過ごすことでイライラがやわらぐこともあります。

軽いストレッチなどで身体をほぐしてリラックスするのもイライラ解消に効果的です。

ときには好きな音楽を聴いたり、友人と話したりして、自分が心地よい過ごし方をみつけましょう。

家族や周囲の理解を得てイライラと上手に付き合おう

紹介した解消法を参考に、「イライラするのは普通のこと」とどっしり構えて過ごしましょう。

家族や周りの人たちに「イライラするのも一時的なもの」ということをきちんと説明して、理解してもらうこともひとつの方法です。

ママの身体や心を優先して、周囲に頼りながらムリなく乗り切りましょう。

診断テスト

今、あなたにオススメ

アンケートに答える

【ベビーカーをお持ちの方限定】ベビーカーはどこで購入されましたか?

読み込み中 ... 読み込み中 ...