妊娠初期に気付かず風邪薬を飲んだ場合どうすればいい?影響は?

妊娠初期にみられる症状は、風邪の症状とも似ているために、「妊娠に気がつかず風邪薬を飲んでしまった」という人もいるのではないでしょうか?

妊娠中は「薬を飲んではいけない」といいますが、一体どのような影響があるのでしょうか?

この記事では、妊娠初期に風邪薬を飲んでしまったときの影響とともに、風邪をひいたときの対処法をまとめました。

妊娠初期に風邪薬を飲んでしまった場合の影響は?

一般的に妊娠中は薬を飲んではいけないといわれるので、妊娠に気がついていなかったとはいえ、風邪薬を飲んでしまった場合、赤ちゃんへの影響が気になりますよね。

薬の種類によっては、赤ちゃんにが奇形になったり、心臓や動脈管に悪影響を与えることがあるでしょう。

赤ちゃんに影響があるとわかっているのは、一部の抗がん剤や抗てんかん薬などです。

風邪薬の場合、決められた用法や用量を守った短期間の服用であれば、赤ちゃんの成長や妊娠の経過に影響はないともいわれています。

ただ実際には、赤ちゃんへの影響が明らかになっていない薬や、妊婦が飲んではいけない薬もあるのが現状です。

ですから妊娠がわかった時点で、自己判断で薬を服用するのはやめましょう

薬の影響は妊娠の時期によって変わる?

薬の影響は、妊娠週数によっても違いがあります。

妊娠週数によって、どのような影響があるのかを見ていきましょう。

妊娠0~3週

妊娠0週は、最終月経がはじまった日なのでまだ妊娠はしていません。

妊娠3週は、受精卵が着床する時期ですが、このころに飲んだ薬の影響はないでしょう。

なにか異常があれば、妊娠自体が成立しないと考えられているためです。

妊娠4~7週

妊娠4週は、ママたちが妊娠に気づき始めるころです。

器官形成期ともいわれ、中枢神経をはじめ、赤ちゃんのさまざまな器官が形成される時期なので、薬の影響で細胞分裂が正常におこなわれない可能性もあります。

赤ちゃんの身体に奇形が起こる、催奇形性の心配がある時期です。

妊娠中期以降

妊娠中期になると、催奇形性のリスクはなくなります。

そのいっぽうで薬の影響により、赤ちゃんの体の機能や発達に影響する可能性があるでしょう。

これを胎児毒性といいます。

参照:くすりの適正使用協議会「妊娠・授乳時の薬の適正利用について」

市販薬にはどんな影響があるの?

妊娠中はできるだけ自己判断で薬を服用することは避けたいですが、妊娠に気がつかずに飲んでしまった場合や、どうしても市販薬を使いたい状況もあるでしょう。

ここでは、赤ちゃんへの影響や使うときの注意点を、薬の種類別にまとめました。

風邪薬

風邪薬に含まれる主な成分は、

  • アセトアミノフェン(解熱や鎮痛作用)
  • デキストロメトルファン臭化水素酸塩(咳止め効果)
  • アンブロキソール塩酸塩やカルボシステイン(痰を切る作用)

があります。

これらの成分は、妊娠中でも比較的安全だとされています。

しかしイブプロフェンアスピリンなどが使われた市販薬もありますが、これらの成分は、妊娠中の服用は避けましょう

鎮痛剤・解熱剤

アスピリンが薬の成分に含まれている場合は、妊娠中の使用を避けましょう

イブプロフェンが主成分の薬は妊娠中でも飲めると判断されることもありますが、薬によっては、妊娠中の使用を避けるような注意書きがされていることもあるようです。

アセトアミノフェンが主成分の薬は産婦人科でも処方される薬で比較的安全性は高いですが、自己判断での使用は控えましょう

胃薬

胃薬は、薬の用法・容量を守って数回使用した程度であれば問題ないでしょう。

市販薬では販売されていないようですが、プロスタグランジンE1誘導体という成分が入っている胃薬は、子宮収縮作用があります。

妊娠前に病院で処方された薬が残っているような場合は、使わないようにしましょう。

便秘薬

便秘薬は、酸化マグネシウムピコスルファートを主成分としたものであれば比較的安全性は高いでしょう。

センナアロエなどは、子宮収縮を起こす作用があるため、妊娠中の使用は避けてください。

ぬり薬・貼り薬

塗り薬や貼り薬は、ほとんどの場合赤ちゃんへの影響はないでしょう。

ただし副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)が入っている場合は、医師に相談してから使用してください。

胎児への影響がなくても、妊娠中は皮膚が敏感になりやすいので、かぶれることも考えられます。

点眼薬

目の乾きや疲れの改善を目的としたビタミン剤が主成分であれば、胎児に影響することはないでしょう。

市販の目薬は、ビタミン剤を主成分としたものがほとんどなので、その点では妊娠中の使用も問題ないといえます。

ただし、目の痒みやアレルギー症状を抑える目薬に使われているプラノプロフェンという成分は使用を避けましょう

目のかゆみなどの症状を改善したいのであれば、眼科で処方してもらいましょう。

ビタミン剤

ビタミンCやビタミンB群は、妊娠中に摂りすぎることによる影響はありませんが、できるだけ必要な栄養は食事から摂って、足りない分をビタミン剤から補うようにしましょう。

ただし水に溶けない脂溶性のビタミン剤は体内に蓄積されるので、胎児に影響する可能性もあります。

漢方薬

「漢方薬であれば安心」と考える人も多いですが、漢方薬でも副作用が出ることもあります。

漢方薬は、自分の体質に合ったものを服用することが大切です。

専門医に妊娠していることを告げてから処方してもらいましょう。

参照:母乳育児推進委員会「妊娠時の安全性評価・授乳中のカテゴリー」

妊娠中の風邪は予防が大切!

妊娠中の女性は、軽はずみに薬を服用することはオススメできません

ですが、すぐには病院にいけないこともありますよね。

妊娠初期の風邪は、普段からの予防が重要です。

  • 人混みは避ける
  • マスクを着用する
  • 規則正しい生活をする
  • うがい手洗いをする

このように日ごろから風邪予防を心がけましょう。

喉の痛みや鼻水、頭痛など、風邪の初期症状がみられたら、ムリせずゆっくり休んで悪化させないことも大切です。

薬以外に気をつけたいこと

妊娠中は、薬以外にも気をつけたいことがたくさんあるので確認しておきましょう。

アルコール

アルコールは、胎盤を通過して赤ちゃんに届きます。

まだ内臓などの器官が未発達な赤ちゃんは、アルコールの成分を分解できません。

妊娠に気がつかずに数回飲んでしまったくらいであれば問題ありませんが、赤ちゃんが奇形になったり、未発達児・未熟児として生まれる原因にもなるので、妊娠中の飲酒は控えましょう。

タバコ

タバコに含まれるニコチンは、赤ちゃんの発育に影響することがあります。

血管を収縮する作用もあるため、胎盤への血流が悪くなり、赤ちゃんに十分な酸素が届かない可能性もあるのです。

その結果、流産・早産・低体重児・胎盤早期剥離などのリスクが高まるでしょう。

受動喫煙でも同じような影響があるといわれているので、家族で喫煙者がいるケースも注意が必要です。

レントゲン

妊娠中に一定量以上の放射線を受けることで、赤ちゃんの奇形・流産発育遅廷・発がんなどのリスクが高まります。

ただレントゲンは、赤ちゃんの成長や妊娠の経過に影響を与えるほどの放射線量ではありません

妊娠に気づかずにレントゲンを受けたからといって、心配する必要はないでしょう。

妊娠がわかっている場合、医師に伝えておけば、おなかにプロテクターをつけてくれるなどの対応をしてもらえるので、事前に申告することをオススメします。

カフェイン

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、血管を収縮する作用があります。

血管が収縮すると、赤ちゃんへの栄養が十分に伝わらないので、

  • 低酸素状態
  • 発育障害
  • 発育遅延
  • 低体重児
  • 流産・早産・死産

などのリスクが高まります。

コーヒーや紅茶を飲みたいのであれば、ノンカフェインの飲み物を選ぶといいでしょう。

妊娠中の薬は自己判断で服用しない

妊娠に気がつかずに風邪薬を飲んだ場合でも、短期間の使用であれば赤ちゃんへの影響はないでしょう。

市販薬のなかには、妊娠中に使用できる薬もありますが、妊娠の経過や体調によっては飲まないように指導される薬もあります。

妊娠がわかっているのであれば、自分で判断せずに、主治医の診察を受けたうえで処方してもらってくださいね。

出産までは、薬をはじめとする治療をおこなえないことも多いので、日ごろの体調管理にも気をつけましょう。

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