つわりでげっぷが止まらない!楽になる出し方と予防方法

妊娠中は、さまざまなつわりの症状があらわれます。

げっぷも、つわりによって引き起こされるようです。

吐き気や嘔吐に比べると、軽く思われるげっぷですが、人によっては眠れないほど苦しいこともあるでしょう。

この記事では、つわりでげっぷが出る原因と対処法を紹介します。

つわりでげっぷが出る原因

げっぷは、胃にたまった空気を口から出す生理現象です。

妊婦さんは、お腹の張りや嘔吐など、さまざまな症状に悩まされるため、「げっぷくらい大したことはない」と軽く考える人もいるでしょう。

ただ、げっぷが出そうで出ない状態はツラいものです。
喉になにか詰まっているような不快感が続くこともあります。

誰かと会っているときであれば、げっぷが気になって会話が楽しめず、働いているママであれば、仕事に集中できないこともあるでしょう。

そもそも妊娠中のつわりで、どうしてげっぷが増えるのでしょうか。

まずは考えられる原因について、詳しくみてみましょう。

自律神経の乱れ

妊娠すると、自律神経が乱れやすくなります。

自律神経は、内臓や血管のはたらきをコントロールして、体内の環境を整える神経です。

自律神経には、活動中に作用する交感神経と、リラックスしているときに作用する副交感神経があり、通常はこの2つの神経がうまくバランスをとっています。

妊娠による体調の変化でストレスが続くと、交感神経ばかりが優位です。

そうして自律神経が乱れることで、胃のはたらきが悪くなり、げっぷの原因になっている可能性があるでしょう。

ホルモンバランスの変化

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2つがあります。

月経前に肌荒れなどの変化があらわれるのはプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、妊娠中はこのプロゲステロンが増加します。

プロゲステロンは、受精卵の着床や子宮の内膜を整えるはたらきがあり、妊娠維持に活躍するホルモンですが、胃腸の機能を弱めるといった作用もあるのです。

胃腸の働きが鈍ると、食べたものがしっかりと消化されずにガスがたまりやすくなり、げっぷとして排出されるでしょう。

この場合のげっぷは、においがきついのも特徴としてあげられます。

食べ過ぎ

食事をたくさん食べると、そのぶん空気を飲み込む量も多くなるので、げっぷも増えるでしょう。

通常であれば、空気を飲み込んでもある程度は体に吸収されますが、妊娠中はホルモンの影響で胃のはたらきが悪くなりがちなので、飲み込んだ空気も吸収されにくくなります。

吸収されない空気は、げっぷとして体外に排出されるのです。

食べ過ぎないようにと思っても、空腹になると気持ちが悪くなる食べつわりの人は調節が難しいものです。

この場合は、口にする食材や、調理方法を工夫する必要があるでしょう。

唾の飲み込み

つわり症状のひとつに、よだれや唾液が増えるよだれつわりがあります。

唾を飲み込むときに、空気も一緒に飲み込んでしまい、げっぷが出やすくなることもあるでしょう。

妊娠中のげっぷはいつからいつまで続く?

妊娠中のげっぷはつわり症状のひとつとしてあらわれるため、多くのママがつわりを感じはじめる妊娠初期(5週目ころ)にげっぷの症状も出てくるでしょう。

妊娠16週ころに、つわりが治まる人多いですが、それとともにげっぷも楽になるようです。

ただし人によってはつわりが治まらず、妊娠後期や出産直前まで症状が続く人もいます。

個人差があるため、あくまでも目安として考えましょう。

参照:日本以下大学多摩永山病院女性診療科・産科医局「妊娠悪阻」

げっぷの上手な出し方

げっぷが出そうで出ないときは、スッキリせずに気持ちが悪いものです。
ここでは、げっぷの上手な出し方をチェックしましょう。

炭酸飲料を飲む

炭酸飲料を飲むと、げっぷが出やすくなります。
胃の中で炭酸中の空気が膨張し、外へ出ようとするからです。

コーラやサイダーは、飲みすぎると糖分の摂りすぎになるので注意しましょう。

砂糖の入っていない炭酸水であれば、糖分を気にせず飲めるのでオススメです。

ただ炭酸飲料は、空気を胃の中に取り込んでしまうため、げっぷの元にもなります。
「げっぷを出したいけど出なくてツライ」というときだけにしましょう。

マッサージをする

肩や背中、腰を優しくマッサージします。
マッサージの刺激で胃の中の空気も動いて、げっぷが出やすくなるでしょう。

自分でマッサージするのが難しい場合は、背中を撫でてもらうだけでも効果がありますよ。

オススメのげっぷ対策

げっぷを我慢するのはよくありませんが、かといって人前でげっぷをするのは、できれば避けたいものです。

ここでは、げっぷを抑える対処法について紹介します。

食事は小分けにしてよく噛んで食べる

食事は、一度にたくさん食べずに、量を減らして回数を増やすとよいでしょう。

食べる量が減れば、胃に空気が入ることも減るので、げっぷも抑えられます。

よく噛んで食べることで満腹感を得られるため、食べ過ぎ防止にもなり、妊娠中の体重管理にも役立ちますよ。

飲み物を飲むときも一気に飲まず、ゆっくり飲むように心がけましょう。

参照:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局「周産期看護マニュアル よくわかるリスクサインと病態生理」

消化のよいものを食べる

妊娠中は胃のはたらきが弱まるので、消化のよい物を食べましょう。

食材をいつもより小さくカットして、できるだけ火を通すことで消化もよくなります。

    【消化のよい食べ物】

  • おかゆ
  • 豆腐
  • 茶碗蒸し
  • バナナ
  • りんご
  • ヨーグルト
  • 白味魚
  • ササミ
  • 赤身の肉

消化のよい食材を食べやすく調理することで、胃や腸にかかる負担を減らしましょう。

参照:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局「周産期看護マニュアル よくわかるリスクサインと病態生理」

乳酸菌を取り入れる

妊娠中は、プロゲステロンの増加で、胃腸のはたらきが弱まっているため、乳酸菌を取り入れて腸内環境を整えましょう。

腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えると、お腹にガスが溜まるのを防げます。

寝る前は食べない

寝る前の2時間は、たべものを食べないようにしましょう。
しっかり消化しないうちに横になると、消化不良でお腹にガスが溜まり、げっぷの原因となります。

横になるとげっぷが出づらいので、頭を高くして眠るとよいでしょう。

参照:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局「周産期看護マニュアル よくわかるリスクサインと病態生理」

ストレスをためない

自律神経が影響してげっぷが出ている場合は、ストレスが症状を悪化させることがあります。

ストレスをため込まないように気をつけてください。

好きな音楽を聞いたり、趣味でストレス解消をしてもいいでしょう。
ストレッチなど軽い運動やマッサージも、ストレス解消に効果的です。

げっぷがツラいときは病院へ

げっぷがたくさん出る場合は、逆流性食道炎のリスクがあります。

逆流性食道炎とは、胃酸が逆流することで食道の粘膜に炎症を起こす病気です。
吐きづわりで、げっぷがでる方は注意しましょう。

げっぷと合わせて、胃もたれや胸焼け、胃痛を感じたら逆流性食道炎の可能性があります。

気になる症状があれば、早めに病院で診察を受けましょう。

参照:アステラス製薬「逆流性食道炎」

つわりのげっぷと上手につきあおう

妊娠中のげっぷはツライものですが、つわりが治まれば少しずつげっぷの症状も軽くなります。

紹介した対処法を参考に、ツラい期間を乗り越えてくださいね。

たかがげっぷと我慢していると、逆流性食道炎などのトラブルにつながることもあります。
症状がひどいときはムリせずに、病院で医師の診察を受けましょう。


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