産褥ヘルパー・産褥シッター・ドゥーラとは?何をお願いできる?

出産後は精神的・肉体的に疲れた体を、できるだけ休めることが大切です。

周りに頼れる両親・親戚がいなければ休む余裕がなく、家事や赤ちゃんのお世話をどう乗り切ればいいか不安になるママは多いでしょう。

体が回復していなくても、兄弟がいれば上の子との時間も必要です。

体がツラいとき「誰かに手伝ってもらいたい」「食事の準備だけでもしてほしい」など、産後の生活をどう乗り切ればいいのか悩みますよね。

そんなときママのサポートをしてくれるのが、産褥ヘルパー・産褥シッター・ドゥーラです。

この記事では、産褥ヘルパー・産褥シッタ・ドゥーラとはどのようなことをしてくれるのか、またどうやって利用するかを紹介します。

産褥ヘルパー・産褥シッター・ドゥーラとは?


産褥ヘルパー・産褥シッター・ドゥーラとは、産前・産後の時期に家事や育児のサポートをしてくれるママのためのヘルパーです。

通常のホームヘルパーとは違い、産後はママが体を休めて赤ちゃんのお世話に集中できるよう、自宅訪問してサポートしてくれます。

実家が遠くて実母に頼れなかったり、近隣に頼れる知り合いがいないママもたくさんいますが、赤ちゃんとの新しい生活を心配せずに送れるよう、さまざまなケアをおこなってくれる産褥ヘルパーは心強いですよね。

依頼するヘルパーによっては妊娠中も、さまざまな事情で里帰り出産ができないママのサポートをおこないます。

家事全般を代行

産褥ヘルパーはママのために、さまざまなニーズに対応して環境を整えてくれるプロのヘルパーです。

  • 妊娠中につわりや切迫早産などで安静が必要なとき
  • 育児で家事にまで手が回らないとき
  • 旦那さんの帰りが遅い家庭

など、ママにとっては夕食の準備さえも心身ともに負担でしょう。

そんなときは、産褥ヘルパーが代わりに買い物や、料理をしたり、場合によっては一緒に病院まで付き添ってくれるヘルパーもいるので心強いですね。

産褥ヘルパーを利用することで、妊娠中もゆっくりと過ごせたり、子どものお世話ができたりと、有意義に時間を使えます。

出産や育児のサポートも充実

産褥ヘルパーには出産経験者もいるので、初産の人は出産に向けての心の準備や、育児に関するアドバイスや情報を聞くことができるので、これからの子育ての役に立ちます。

産後のママのサポートとして掃除、洗濯、食事作りだけでなく、頼むヘルパーによっては、赤ちゃんの沐浴や、おむつ交換などのお世話や上の子どもの育児まで手伝ってくれます。

また母乳で育てたい人は、栄養バランスの取れた食事を取ることが大事ですが、毎日バランスの取れた食事を自分で用意するのは大変です。

産褥ヘルパーは状況にあわせて、バランスのよい手作り料理を用意してくれるので助かりますよね。

ただし、頼むヘルパーによっては、産前は行っていないこともあるので利用する際は確認しておきましょう。

参照:厚生労働省「産前・産後サポート事業ガイドライン産後ケア事業ガイドライン

なぜ産後ケアは必要なの?


産後はできるだけ安静にして、体の回復を優先させることが必要です。

妊娠・出産で変化した体の回復や、子宮が元の状態に戻るまで6〜8週間かかりますが、退院後に家事などでムリをすると体へ大きな負担がかかります。

この時期はホルモンのバランスが乱れやすく精神的にも不安定になるので、睡眠を取って体調を整えるのも大切です。

産褥ヘルパーがいれば、調子が悪いときは家事など気にせず昼寝をして、睡眠不足を解消できます。

さまざまな理由で家族や隣近所に頼ることが難しい人は、産褥ヘルパーの手を借りることも、検討してみてはいかがでしょうか。

参照:メディカルiタウン「産後の回復と体の変化


産褥ヘルパーはどうやって利用するの?


産前・産後の産褥ヘルパーのサポート期間は一般的に、母子手帳取得後から産後1年未満までです。

しかし事業主よっては産後半年までとしていたり、妊娠中のサポートをおこなっていない場合もあるので、利用前に確認しておきましょう。

産褥ヘルパーの利用方法は2つあります。

  1. 地方自治体に申請する方法
  2. 産褥ヘルパーを専門にしている民間サービスに依頼する方法

地方自治体と民間ではサービス内容や料金が異なるので、自分のニーズに合うところを決めるのがよいでしょう。

ここでは、地方自治体と民間サービスの申請方法を紹介します。

地方自治体に申請

地方自治体に申請するには、

  • 各自治体のホームページで申請書をダウンロードし、申請する
  • 子ども家庭支援センターで申請書を受け取り、申し込みする

方法があります。

食事の準備・衣類の洗濯・赤ちゃんの沐浴のお手伝いなどの生活のサポートをおこないますが、利用回数や受けられるサポートは自治体によっても異なるため、申し込む前に確認しておきましょう。

専門にしている民間サービスに依頼

専門にしている民間のサービスに依頼する場合は、産褥ヘルパー名、もしくはお住いの都道府県・市区町村から産褥ヘルパーを検索します。

公益社団法人全国保育サービス協会」に加盟している会社のリストや、「一般社団法人ドゥーラ協会」で認定された資格者を選ぶと安心です。

民間サービスのホームページにプロフィールが記載されているので、希望に合うヘルパーを選び、直接依頼・相談・予約をします。

顔写真が掲載されている企業もあるので、ヘルパーの感じや雰囲気が事前に確認できるのも安心ですね。

行政が行っているサービスより料金は高くなりますが、臨機応変な対応や、きめ細やかなサポートを希望する人は、民間のサービスに問い合わせるとよいでしょう。

産褥ヘルパーはいくらで利用できるの?


産褥ヘルパーのサービス内容や料金は、地方自治体と民間企業で異なります。

地方自治体 民間企業
毎回ヘルパーが変わる可能性がある 同じヘルパーに来てもらえる
献立を考える必要がある 完全お任せで食事を作ってくれる
食材を用意しなければいけない スーパーなどに買い出しに行ってくれる
土日休み 土日も来てくれる
産前の検診付き添いがない 検診付き添いもある
料金が安いため、お試しで頼みやすい 料金が高いため、経済的な負担が大きい

地方自治体と民間企業の料金の相場は、下記の通りです。

料金 利用時間 サポート期間
地方自治体 1時間¥1,000〜 1日2時間〜4時間まで 産後6ヶ月まで
最大15時間まで
民間企業A 3時間コース
¥11,000〜
プラス交通費
3時間〜4時間まで 出産後40日目まで
・何度でも利用可
民間企業B 2時間コース
¥6,000〜
プラス交通費
2時間〜 初回利用日から30日以内
・何度でも利用可

このように自治体と民間企業では、サービスや料金に大きな差があります。

交通費が別にかかる企業もあるので、依頼する際はしっかりと内容を派遣元に確認しておくことが大切です。

産褥ヘルパーを気持ちよく利用するためのポイント


産褥ヘルパーを気持ちよく利用するには、なにがツラくてどのようなサポートが必要なのかを具体的に伝えましょう。

漠然と「手伝って欲しい」だけでは、ヘルパーも円滑にサポートを行えないため、お互いにストレスが溜まります。

ここでは、気持ちよく利用するコツを3つ紹介します。

サポートしてもらうことの優先順位を決める

なにをどうサポートしてもらいたいのか、事前に優先順位を決めましょう。

漠然と「ツラいから」だけではヘルパーもどのようにサポートしていいかわかりません。

限られた時間で要領よくサポートしてもらうには、「なにを手伝って欲しいのか」また「なにが1番ツラいのか」を伝えておくと、スムーズにサポートがおこなえます。

洗濯物のたたみ方や食事の味付けにこだわりがある人もいますが、ストレスなく利用するためにも遠慮せず、譲れないところはきちんと伝えましょう。

利用回数や利用時間を決める

産褥ヘルパーを頼むときは、利用できる回数や利用時間をあらかじめ自分で決められます。

地方自治体で申し込む場合は午前8時〜午後7時までの4時間以内、利用回数は1日2回までが一般的です。

民間サービスに依頼すると、利用回数は産後30日〜40日までなら何度でも利用できるところや、利用時間も1時間単位でお願いできるところが多くあります。

赤ちゃんを沐浴させたい時間帯や、上の子どものお迎えの時間帯に来て欲しいなど、サポートが必要な時間帯はそれぞれの都合で違います。

利用回数や時間を決めるときは1番ツラい時間帯や、サポートして欲しい時間帯に合わせてスケジュールを組むとよいでしょう。

事前に打合せを行う

産褥ヘルパーを申し込んだら、事前に打ち合わせをおこなうところがあります。

事前に打ち合わせをおこなうことで、具体的にどんなサポートが必要なのかを伝えることができます。

食事の準備が必要な場合は、調味料や食器の場所を把握しておくと、後片付けを含めヘルパーがスムーズにサポートできるためです。

事前に打ち合わせがない場合や、別途打ち合わせ料金が発生するところもあるので、事前に内容を理解しておきましょう。

産褥ヘルパーを利用して有意義な時間を過ごそう!


妊娠中や産後のツラい時期に里帰りができず、協力してくれる親類がいない人はたくさんいます。

産褥ヘルパーのサポートがあれば、安心して赤ちゃんのお世話に集中できるので家事の負担も少なくなるでしょう。

知識がある産褥ヘルパーはママに寄り添ってしっかりサポートしてくれます。

キツイときはムリをせず、自分のニーズにあった産褥ヘルパーをお願いしてみましょう。

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