【連載】「育児のマイルール」vol.3 マシンガンズ滝沢秀一さん

連載企画「育児のマイルール」。

さまざまなジャンルで活躍している著名人に、一人の親として思う「育児のルール」を毎回紹介します。

第3回目は、twitterでのつぶやき漫画「#ゴミ清掃員の日常」をまとめた著書「このゴミは収集できません」が話題のお笑い芸人マシンガンズ・滝沢秀一さん。

ゴミ収集会社で働きながらお笑い芸人、作家の活動をする彼は、現在2児の父親でもあります。

どんなことを大切に思い、子育てをされているのでしょうか?

<過去のゲスト>
秀島史香さん
ノンスタイル石田明さん

子育てにおいて、大切にしているルールとは?

(ルール1)今日あった楽しいことを必ず一つ教えてもらう

我が家では保育園のお迎えは、基本的に僕の役割。

子どもたちには一日一個、楽しかったことを、帰りの自転車で必ず聞くようにしている。

保育園でなにか嫌なことがあったとしても、その日には嫌なことだけでなく、楽しいこともあったと思い返してほしいから。

この質問を始めたころは、二人そろって「ない」と即答されることがつづいた。

でも毎日、根気よく聞いているうちに、きっと今日もパパに聞かれるからと、いつのころからか、子どもたちが自分から保育園での楽しいことを見つけにいくようになった

上の息子は、一時期、定型文のように「パズル」と答えていたこともあるが、それで充分。

言葉にすることによって自分の好きなものはこれだと自覚して、伸ばしていくことができれば、素晴らしいと思う。

自分自身の経験から、うまくいかなかったことより、いい思い出はきちんと思い返さなければ、日々の生活のなかで流れ落ちてしまう感じている。

彼らが大人になったときに、嫌なこと、悲しいことよりも、楽しいことや喜びを数えられる人間であって欲しいから、子どもたちが僕たち親の手を離れるまで続けるつもり。

(ルール2)それは楽しんでいいものか悪いものか教える

子どものうちは、徹底的に日々を楽しんで過ごしてもらいたいと思っている。

僕も子どもたちを楽しませようと全力で接しているが、ときとして子どもは「自分さえ楽しければそれでよし」と思うものだ。

5歳の息子が、2歳の妹の嫌がることを自分が楽しいと感じてしまうことがある。

まだ善悪の区別がついていないので、ときにはどなってでも、「よいこと」「悪いこと」の線引きをきちんとする。

子どもがまともな人間に育つなら、父親は嫌われたってまったく構わないと思っている。

そのときに思うのが、他のときにもっと楽しませようということ。

自分の父親も、子どもを楽しませることにかけている人だったから、自分が真似しているところもあると思う。

父がそうやって接してくれたことで、思春期のころ、こんなことがあった。

僕は、比較的荒れている中学に進学した。ほとんどの先輩がいわゆるグレていて、それに憧れて小学生のときからの友達もグレ始めた。

僕も当然いろんなことに誘われたのだが、頭によぎったのが、父の顔だ。

小さいころ、自分をあんなにいっぱい楽しませてくれた親父が悲しむ顔は見たくないな、と非行の道にそれずに済んだ。

(ルール3)食べ物を粗末にしない

嫌いな食べ物を、無理矢理食べさせる必要はないと思う。

でも食べ物で遊びだしたり、自分で決めた食事の量を食べ残したりしたときは、厳しくしかる。

好きで始めたお笑いだが、若いころは収入が少なく、いつもお腹をすかせていた。

自分の経験のなかで「飢え」ほど、苦しいものはなく食べもののありがたみは、人並み以上に理解しているつもり。

世のなかには、食べたくても食べれない人がいる。

歴史を振り返ってみても、多くの人が食べるものがなくて苦しんでいた。

この時代に生まれて、ご飯が食べられることはとても幸せなことで、感謝しなければならないと思う。

とくにここ数年、農家の人や食にたずさわる人たちが災害から食べ物や、食の安全を必死に守ってくれるおかげでご飯を口にできると感じている。

だから、食べ物を無駄にしないことだけは徹底して教えている。

「食べ物が無くなったら生きていけない」ということを、小さいころから周囲の大人がちゃんと教えないと食べ物を無駄にして平気な人間になってしまうと思う。

子どもたちが大人になったとき、「食べものを大切にしてほしい、感謝を忘れないでほしい」と自分の子どもにちゃんと教えられる人間になって欲しい。

おすすめの育児アイテム

「アンパンマンのぬいぐるみ」は、買ってよかった。

下の子が2歳なのだが、僕の言うことは聞かなくても、アンパンマンが「お着替えしよう」とか「歯磨きをしよう」と言うと聞き入れる。

娘が小さいころから、僕たち親も助けてくれるアンパンマン。

このアンパンマンのぬいぐるみは、我が家にはかかせない家族の一員。

プロフィール
滝沢秀一(たきざわ・しゅういち)

東京都足立区出身、お笑い芸人。太田プロダクション所属のお笑いコンビ「マシンガンズ」のツッコミ担当。
芸人を続けながら、定収入を得るためにゴミ清掃員をする日々まとめたイラストエッセイ本『このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景』が現在、大好評発売中。

Twitter:@takizawa0914

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