つわりで発熱する?妊娠初期にだるさが続く原因と対処法!薬は大丈夫?

妊娠初期になんとなく熱っぽい、だるいと感じる方は多いようです。

風邪かな、それともつわり?
薬って飲めるの?
など、妊娠中だからこそ体調管理には、敏感になるでしょう。

妊娠初期にあらわれる症状について、原因と対処法をまとめました。

妊娠と熱の関係

妊娠すると、さまざまな身体の変化があらわれます。

妊娠初期に出る主な身体の変化として

  • 熱っぽく身体がだるい
  • 風邪のような症状がある
  • 胃がむかむかする
  • 吐き気がある

といったことが起こる人が多いです。

とくに妊娠初期は、熱っぽくだるさが続きます。
妊娠初期に出る熱は、風邪を引いたときの熱との違いがわかりにくいです。

妊娠すると熱っぽくなるのは、ホルモンバランスが関係しています。
まずは、生理周期から妊娠と体温の関係をみていきましょう。

妊娠と体温の関係

女性の体温は生理周期によって、低温期高温期に分けられます。

生理開始日から排卵までが低温期、排卵から次の生理日までが高温期です。
排卵が起きると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で体温が上がります。

受精しなかった場合には、、高温期が2週間続き、次の生理がはじまり体温が下がります。

受精した場合には、妊娠を維持するために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌され、黄体ホルモン(プロゲステロン)卵胞ホルモン(エストロゲン)の生成を促します。

妊娠すると黄体ホルモンの分泌が続く影響で、周期的に下がるはずの体温が下がらず、高温期が続きます。

妊娠初期に、熱っぽさを感じるのはそのためです。

妊娠初期のホルモン変化の影響

妊娠が成立したときの黄体ホルモンの影響は以下のとおりです。

妊娠時の黄体ホルモンの働き

  • 子宮内膜の形成
  • 血液量を増やす

妊娠を継続するために大切な黄体ホルモンですが、以下のような不快症状を引き起こします。

  • 身体のだるさ
  • 疲労感
  • むくみ
  • 心が不安定になる

妊娠初期は黄体ホルモンが多く分泌されるため、その影響で微熱やだるさを感じるのです。

妊娠初期症状による熱は、平熱より少し高めの微熱程度で、38度以上の高熱が出ることはありません。

胎盤が完成する妊娠15週ころには、安定期に入り熱も平熱に戻る人が多いですが、個人差があります。
妊娠中はずっと熱っぽかった…」という先輩ママもいますよ。

つわりで熱が出るの?

妊娠初期にあらわれる症状のひとつに、つわりがあります。

つわりの主な症状

  • 吐き気
  • 胃もたれ
  • 食欲不振
  • 食欲過多
  • 嗜好の変化

基本的に、つわりで熱が出ることはありません。
熱っぽくだるく感じるのは、黄体ホルモンの影響です。

風邪による発熱

妊娠初期症状の微熱以外にも、風邪など感染症による発熱もあります。

熱だけでなく、鼻水などの症状が出たら、風邪かもしれません。

妊娠中は免疫力が落ちているので、ウィルスに感染しやすくなります。
上の子が風邪をひいていたので、うつってしまった」というママもいるでしょう。

風邪やインフルエンザで熱が出た場合は、病院を受診してください。

高熱で赤ちゃんに影響は?

高熱が出ると、赤ちゃんに影響があるのでは?」と不安に思うかもしれません。

妊娠中の発熱が直接的な原因で、赤ちゃんに深刻な影響が出ることはないといわれています。

ですが、38度以上の高熱が数日続く場合は、注意が必要です。

羊水の温度が上がり、赤ちゃんの心拍数が上がるので、まだ未発達な赤ちゃんの負担になってしまいます。

また高熱が続く場合には、風疹その他の感染症の可能性があります。
赤ちゃんに影響を与える感染症もあるので、高熱が続く場合には、迷わず医師に診てもらいましょう。

風邪をひかないために

風邪を引かないように、普段から予防を心がけましょう。

  • 手洗いやうがいをしっかりする
  • 人混みは避ける
  • 身体を冷やさない
  • 栄養バランスのよい食事

規則正しい生活習慣を心がけることで、風邪の予防にもなるでしょう。

病院を受診する目安とは

熱が出ても、高熱でなければそんなに心配することはありません。
家で、安静にして過ごしましょう。

病院を受診したほうがよいのは、以下のような症状が出た場合です。

  • 38度以上の高熱が出た
  • 風邪インフルエンザの疑いがある
  • 水分が摂れず脱水症状になってしまった

何科を受診するのか、迷う方も多いかもしれません。
かかりつけの産婦人科でもいいですし、内科を受診するときは妊娠していることを伝えてください。

市販薬を飲んでも大丈夫?

市販薬のなかにも、妊娠中は避けるよう注意書きのあるものもあります。
そういった記載がない市販薬には、ほとんど危険性はないといわれていますが、なるべくリスクは避けたいものです。

自己判断で、市販の薬を服用することはやめましょう。

どうしてもつらいときは、病院を受診してください。
妊娠中でも服用できる薬は、病院で処方してもらうほうが安心でしょう。

妊娠初期に薬を服用しないほうがいい理由

妊娠初期の薬の服用には、注意が必要です。

とくに妊娠初期は胎児の器官形成期にあり、「催奇性」という赤ちゃんの奇形を引き起こす可能性があります。

妊娠中期以降は奇形の心配はなくなりますが、妊娠後期になると赤ちゃんの発育に影響を受ける「胎児毒性」の危険性があります。

妊娠時期別:薬の胎児への影響
妊娠超初期(妊娠0~4週) 薬の影響は、ほとんどなし。ただし体に残りやすい薬には注意が必要。
妊娠初期(妊娠4~7週) 絶対過敏期ともいわれ、薬の影響を受けやすい時期。
胎児の奇形を引き起こす可能性あり。
妊娠初期(妊娠8~15週) 器官の形成は完了し、薬の影響は少ない時期。
妊娠中期~後期(妊娠16~分娩) 薬剤が胎盤を通して直接胎児に移り、胎児の発育に影響がでる可能性あり。
授乳期 母乳を通じて胎児に移行する。量は少ないので影響は少ない。

参照:日本産婦人科学会「妊婦の薬物服用」、国立成育医療研究センター「授乳中にお薬を使うにあたって知っておいていただきたいこと

妊娠がわかる前に、市販薬を飲んでしまった」という人もいるでしょう。
市販されている風邪薬を数回服用した程度であれば、心配ないケースが多いです。
不安なときは、念のためかかりつけの医師に相談してください。

薬について不安なことがあるときは、専門の医師や薬剤師に相談できる窓口があります。
妊娠と薬情報センター」では、電話や外来で、妊婦と胎児に対する服薬の影響を相談できるので、利用してみてはいかがでしょうか。

参照:国立成育医療研究センター「妊娠と薬相談センター

熱が出てだるいときの対処法

妊娠初期の発熱はつわりとも重なるので、とくにつらいかもしれません。
そんなときはどうすればいいのでしょうか。

ゆっくり休むことが大切

つらいときは、無理をしないことが大切です。
安静にして、ゆっくり休んでください。

家事や仕事も頑張りすぎないで、家族にもサポートをお願いしましょう。

働いている妊婦さんも、
母性健康管理指導事項連絡カード」を利用すれば、通勤緩和や休憩など、負担の軽減措置をしてもらうことができます。

参照:女性にやさしい職場づくりナビ「母性健康管理指導事項連絡カード

水分補給もしっかりと

熱が出てそのままにしていると、脱水症状を起こすことがあります。。
適度な水分補給を心がけてくださいね。

つわりがつらくて、何も口にできないというママもいるかもしれません。
飲めないときは、氷を口に含んだり、温めてると飲みやすいという声もあります。
また炭酸水は「つわり中でも飲めた」という、先輩ママの意見も多いようです。

とはいえ、妊娠中は身体を冷やさないことが重要なので、病院で診てもらうことが一番いいでしょう。

身体を冷やさないためにも冷たい飲み物はなるべく避け、あたたかいノンカフェインの飲み物を飲みましょう。

妊婦さんにおすすめのホットドリンク
麦茶・ルイボスティー・白湯

だるいときはゆっくり休みましょう!

熱っぽさやだるさは、妊娠初期のマイナートラブルのひとつです。

つわりもあって動くこともままならないという、つらい時期でもあります。

妊娠中期に入ると、症状も落ち着いてくるでしょう。
安定期に入るまでは、ゆっくり休んでつらい時期を乗り切ってくださいね。

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