妊婦はローストビーフを食べても大丈夫?食べるときの注意点はある?

妊娠中は食事制限も多く、「好きな食べ物を食べたい!」と思うこともあるでしょう。

ローストビーフは、妊娠中の佐々木希さんが、インスタグラムに食べているところを載せたことで物議をかもしました。

妊娠前はふつうに食べていたローストビーフですが、妊娠中は食べても大丈夫なのか気になっている人もいるでしょう。

そこで今回は、ローストビーフを妊娠中に食べてもいいのかを紹介します。

食べるときの注意点についてもまとめたので、参考にしてくださいね。

妊婦はローストビーフを食べても大丈夫?

生肉料理であるローストビーフには、さまざまな病原体が含まれている可能性があります。

ママが摂取したローストビーフが原因で、体内に入った病原体が胎盤を通して赤ちゃんにうつり、脳や目に障害を持つ可能性があるのです。

妊娠中に、加熱が不十分なローストビーフを食べるのは避けた方がいいでしょう

ローストビーフ以外にも、レバ刺しやユッケからも感染する可能性があるので、注意が必要です。

ローストビーフで感染する可能性のある病原体は?

ローストビーフや生肉を食べることで、赤ちゃんにまで影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、ローストビーフ(生肉)を食べることで赤ちゃんに危険性のある病原体を紹介します。

1:トキソプラズマ

トキソプラズマは、加熱が十分にされていない肉や猫の糞にいる寄生虫です。

トキソプラズマに感染しても症状がないケースがほとんどですが、頭痛や軽い発熱など軽度の症状がでることもあります。

重度の場合は、リンパが腫れたり、肺炎を起こすケースもあるようです。

症状がインフルエンザに似ているので、心当たりがあるときは、迷わず病院に行って検査を受けるようにしましょう。

妊婦がトキソプラズマ症になると、流産や死産になる場合があり、高い確率で赤ちゃんにもうつります。

感染確率は妊娠末期が高く、胎内感染がおこった場合は妊娠初期の方が重度になるといわれています。

参照:サイト参照:平成21年度食品安全確保総合調査「食品により媒介される感染症等に関する文献調査報告書」社団法人畜産技術協会作成
参照:サイト参照:NHK 生活情報ブログ「妊娠時寄生虫「トキソプラズマ」の危険
参照:サイト参照:NID 国立感染症研究所 トキソプラズマ症とは

2:O157

O157とは、食中毒の原因となる大腸菌の一種で、別名「腸管出血性大腸菌」といわれています。

汚染された食品や飲料水を口にすることで感染して10日ほどの潜伏期間を経て、腹痛や血便などの症状が現れるのが特徴です。

重度になると、意識障害に陥ることもあります。

妊婦が感染することで、直接赤ちゃんにも感染する可能性が高いので注意が必要です。

参照:サイト参照:厚生労働省食中毒監視統計

参照:サイト厚生労働省「腸管出血性大腸菌感染症・食中毒事例の調査結果取りまとめについて」

3:リステリア菌

リステリア菌は、湧き水や井戸水、動物の腸管内にいる菌です。

リステリア菌の多くは、口にしても感染することは少なく、発症する確率は10~100万に1人といわれています。

とはいえ、妊婦は抵抗力や体力が落ちているので比較的感染しやすく、とくに妊娠後期は感染後、重症化しやすいようです。

重症化すると、死産や流産、赤ちゃんへの後遺症などの心配があります。

加熱殺菌をしていないチーズや生ハム、スモークサーモンなどは、リステリア菌が繁殖している可能性があるので注意が必要です。

74度以上の加熱で死滅するため、十分な加熱で感染を防げます。

参照:サイト参照:公益社団法人日本産婦人科医会 「妊婦に対するリステリア食中毒に関するご注意」

4:カンピロバクター

カンピロバクターは、ニワトリや牛などの家畜や、身近なペット、野生動物など、多くの動物がもっている菌です。

カンピロバクターは人や動物の腸内でしか繁殖せず、乾燥に弱いといわれています。

1週間弱の潜伏期間を経て、下痢・腹痛・発熱・嘔吐などを引き起こし、1週間ほどで治ることが多いようです。

妊婦が感染すると、胎盤を通して赤ちゃんにも感染して、髄膜炎などを引き起こす可能性があります。

新鮮な肉であっても、カンピロバクターに感染している可能性はあるので、十分に加熱して食べましょう。

参照:サイト参照:厚生労働省 「カンピロバクター食中毒予防について」

参照:サイトレディースクリニックまぶち 妊娠中

5:サルモネラ菌

サルモネラ菌は、動物の腸内にいる菌のひとつで食中毒の原因にもなります。

とくに生卵からの感染が多いので注意が必要です。

サルモネラ菌は、お腹にいる赤ちゃんに直接影響を及ぼすことはありません

とはいえ、激しい下痢を繰り返すことでママが食事を十分に摂取できなくなり、栄養不足になることがあります。

卵料理であっても、中までしっかり火が通っていれば食中毒を起こしません。

半熟卵やオムレツ、自家製マヨネーズなどは菌が死滅していない恐れがあるので注意が必要です。

サルモネラ菌は、卵だけでなく殻にも菌がついている場合があるので、卵に触ったら手をしっかり洗うことをオススメします。

参照:サイト参照:NIID 国立感染症研究所「サルモネラ感染症とは」

食べたいときに注意すべき4つのこと

「ローストビーフを食べたい!だけど、赤ちゃんのことを考えると怖い…」と思うママは多いようです。

妊娠中のローストビーフは、極力避けたほうがよいでしょう。

日常生活のなかで、ローストビーフだけでなく、生肉を扱うことはありますよね。

生肉を取り扱う上で、少しでも感染症のリスクを減らすために注意すべきポイントを、紹介するので参考にしてください。

1:生ものは中までしっかり火を通す

生の牛肉・豚肉・鶏肉・ステーキなどは、レアやミディアムレアではなく中までしっかり火を通しましょう

十分に火を通すことで感染を防げるので、必ずおこなってくださいね。

買い物をして帰るときには、生肉類には保冷剤をつけ新鮮さを持続させることが大切です。

生肉類と魚は別に保管し、菌が繁殖するのを防ぎます。

調理のときも、生肉類は使うまで冷蔵庫に入れておき、使用直前に出しましょう

生で食べる野菜と生肉類は離しておくと安心です。

2:野菜と肉で調理器具を分けて清潔に

肉とそのほかの食材で調理器具を分けるようにしましょう。

肉を置いただけでも、まな板には菌が繁殖します。

菌は目に見えないので、徹底した管理で防ぐことが大切です。

肉を切ったあとは、まな板や包丁を煮沸消毒して菌を殺します。

いくら調理器具を煮沸消毒しても、手に菌がついていてはら繁殖を防げません。

肉や野菜を切ったあとは、こまめに石鹸で手を洗い、二次繁殖を食い止めましょう

3:井戸水、湧き水は十分な煮沸消毒をする

井戸水や湧き水は、煮沸消毒をしてから使いましょう

野菜を洗うときは、水を溜めて洗うのではなく、水道水などの殺菌された水を流しながら洗います。

参照:サイト参照:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
参照:サイト参照:農林水産省「これからママになる方のための食中毒予防」

ローストビーフは産後のお楽しみに

ローストビーフは、食中毒をはじめ菌の繁殖しやすいというのは、事実です。

食事制限が多い妊婦だからこそ、食べたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんへのリスクを考えるとやめておくことがよさそうですね。

元気な赤ちゃんが産まれたら、ローストビーフを安心して食べられるので、産後のお楽しみにしておきましょう。

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