新生児や赤ちゃんの抱き方のコツとNG方法。抱っこは重要?影響は?

生まれて間もない赤ちゃんは、とてもやわらかく、首もすわっていません。

とくに第一子を授かった新米ママにとっては、どう抱っこしたらいいのかわからないでしょう。
また抱き癖がつくことを気にしている、ママもいるようです。

しかし新生児期の赤ちゃんこそ、たくさん抱っこすることが重要です。
コツをつかめば簡単に抱っこできるので、安心してくださいね。

今回は新生児期の抱っこの重要性や、抱き方の方法や注意点を紹介します。

新生児期の抱っこはとても重要!

新生児とは、生後28日未満の赤ちゃんをいいます。
この赤ちゃんは、首はすわっておらず自分で頭を支えられず、頭が前後左右に傾きやすい状態です。

新生児期は泣くことで、お腹がすいた、眠い、不安などさまざまな欲求を表現します。
そのため新生児期の抱っこやスキンシップは、赤ちゃんの今後の成長にも大きく影響するので、とても大切な行為なのです。

抱っこの安心感で、自立心が育つ

新生児期の赤ちゃんは、とくに視力が弱くまわりがみえないので、抱っこして直接触れながら声をかけることが、大きな安心感になります。
おなかの中で感じていた、ママの鼓動や体温、パパママのにおいは、赤ちゃんを落ち着かせる効果が絶大です。

欧米諸国ではアタッチメント・ペアレンティング(愛着育児)という育児方法が話題で、赤ちゃんの欲求にできる限り応え、赤ちゃんが泣いたらいつでも抱きあげ、反応することを推奨しています。

そうすることで赤ちゃんとママの間で信頼関係が強くなり、赤ちゃんに自信がつくことで、自然と自立心が芽生えるためです。

数々の研究のなかで、たくさん抱っこされて育った赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんよりも、座る、立つ、歩く時期が早いという結果がでています。

アッタッチメント・ペアレンティングとは

アタッチメント・ペアレンティングは、アメリカをはじめ、ヨーロッパでも主流となり始めている育児方法で、日本でも研究はおこなわれています。

このアタッチメント・ペアレンティングは、抱っこの重要性以外にも

  • 分娩直後のカンガルーケア
  • 母乳育児
  • 添い寝
  • スリングのような一枚布
  • 赤ちゃんの要求にはきちんと応える
  • 自分の健康も大事にする
  • 人に意見に流されない、自分の直感に従った育児

などが、赤ちゃんの心の安定に必要だと、提唱しています。

ねんねトレーニングについても悩むママは多いようですが、、1人で寝るのを嫌がる子どもを、ムリに1人にすることはありません。
子どもの心の平和のために、いつでもそばに寄り添ってあげましょう。

たくさん抱っこされた赤ちゃんは、泣く時間が少ない

たくさん抱っこされて育つ赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんにくらべて泣く時間が圧倒的に少ないのです。

常に親戚の女性や姉・ママに抱っこされて育つある民族では、近代の赤ちゃんと比較して、泣く時間が半分程度であるという、研究結果があります。

赤ちゃんの育児に関する研究は世界的に多く、このような結果はほかの似たような民族でも、見られるようです。

新生児期の赤ちゃんは、泣くことでしか表現できないため、頻繁に泣きます。
その都度、しっかり抱きあげてあやすことで、今後の育児がグッと楽になるかもしれませんね。

参照:米国小児科学会「Nursing interval and maternal responsivity:Effect on early infant crying.

たくさん抱っこされた赤ちゃんは、ストレスに強くなる

たくさん抱っこすることで、生涯役に立つ「ストレス克服能力」が育つといわれています。
ストレス社会といわれる現代にこそ、必要な能力ではないでしょうか。

どのような根拠があるのか、簡単に紹介します。

ネズミの実験で、赤ちゃん期にママにたくさん触れられたネズミとそうでないネズミでは、一生涯を通じて、ストレスホルモンの分泌が少ないということが証明されています。

また赤ちゃんは、生まれてから2歳ごろにかけて、感情をコントロールしたり、ストレスにどう対応するかを決定する神経系が、もっとも発達する時期です。

そのため新生児はもちろんのこと、乳児・幼児期のママの肌と触れ合うという行為は、とても大切であるといえるでしょう。

参照:サイエンス誌「Maternal care, hippocampal glucocorticoid receptors, and hypothalamic-pituitary-adrenal responses to stress」、東京学芸大学「感情制御の発達と母子の愛着システム不全

抱き癖はつかないの?

「抱き癖がつくから、甘やかさない方がいい」と、きいたことがあるでしょう。
昔からよく聞く話ですが、抱き癖に科学的・医学的な根拠はなく、むしろ抱っこすることのメリットに関する研究が多いのが、現状です。

紹介した以外にも、赤ちゃんを抱っこするメリットは多く、

  • 知能が高くなる
  • 社会適応性が高くなる
  • 幸福度が高い

などが立証されています。

最近では、育児グッズが発達しているので、抱っこする頻度が少ないかもしれません。

抱き癖は一生続くものでは、ありません。
いっぽうで、抱っこで得られるメリットは、わが子の将来に影響することばかりです。

そのため赤ちゃんが泣いたら、積極的に、たくさん抱っこしてあげましょう。

参照:ハーバードメディカルスクール「The Benefits of Attachment Parenting for Infants and Children:A Behavioral Developmental View

抱っこしないとサイレントベビーの原因に?

サイレントベビーとは、無表情で、感情がみえにくい、おとなしい状態の赤ちゃんをいいます。

サイレントベビーのまま大人になると、コミュニケーション能力が低かったり、まわりに無関心など、心身の発達に悪影響を及ぼします。

サイレントベビーの原因が、長期間の放置で、「泣いても誰もかまってくれないと分かると、自分を表現することを諦めてしまう」といわれています。
しかしながら医学的根拠はまだ定かではありません。

ママがどうしても忙しくて、手がはなせないときもあるでしょう。
たまに数時間放置したからといって、すぐにサイレントベビーになるわけではないので、安心してください。

赤ちゃんの泣き声にストイックになりすぎるのも、ママの健康にはよくないでしょう。
できる範囲で、たっぷりの愛情を与えてあげれば、問題ありません。

新生児の抱っこの方法は?

新生児期の赤ちゃんにとって、たくさんのメリットがある抱っこですが、一般的に2パターン(横抱き・縦抱き)あります。

どちらにも共通していえることは、しっかり頭と首を支えてあげることです。
それではそれぞれの抱き方の方法を紹介します。

赤ちゃんが安心できる横抱きの方法

横抱きは、その名のとおり、赤ちゃんを横向きに寝かせた状態で抱く方法です。

この姿勢は、赤ちゃんがママのお腹の中にいたときと同じ姿勢なので、赤ちゃんにとっては、とても自然で、心地のいい抱き方といえるでしょう。

  1. 赤ちゃんの頭をすくうように、やさしく頭から首の下に片手をいれる
  2. おしりの下に、もうひとつの手をいれる
  3. ゆっくりと赤ちゃんを持ち上げ、ママのほうに引き寄せる
  4. 赤ちゃんの股の間に片手を入れ、その手のひらを赤ちゃんの背中を支えるように移動させる
  5. もういっぽうの肘裏に赤ちゃんの頭が乗るように移動させる

しっかりと包み込むように、やさしく抱っこしましょう。
赤ちゃんの愛らしい顔がしっかり見えるので、ママも幸せな気持ちになれますよ。

赤ちゃんとしっかり密着できる縦抱きの方法

縦抱きは、横抱きに比べると不安定なので、より注意が必要です。
授乳後のゲップが必要なときや、どうしても泣き止まずママと密着させたいときの抱き方でしょう。

  1. 赤ちゃんの頭をすくうように、やさしく頭から首の下に片手をいれる
  2. おしりの下に、もうひとつの手をいれる
  3. 赤ちゃんの頭が上にくるように、やさしく抱きあげる
  4. ママが前屈みになりながら、赤ちゃんの頭をママの身体にくっつける
  5. そのまま、ママは姿勢を戻す
  6. 片方の腕で赤ちゃんのお尻をしっかり支え、もう片方の手で、頭と首をしっかり支える

赤ちゃんがちゃんと呼吸できるよう、顔が横向きになっているか確認してください。
赤ちゃんの後ろから、やさしく包み込むと赤ちゃんの機嫌もよくなるでしょう。

新生児を抱っこするときの注意点やコツは?

新生児の抱っこは、赤ちゃんにとってメリットばかりですが、まだやわらかくて繊細なので、抱くときには注意が必要です。

赤ちゃんの足や手を伸ばさない

赤ちゃんの自然な姿勢は、いわゆるM字開脚の状態です。
太ももの付け根と膝を曲げ、膝が外側にひらいています。

そのためムリに赤ちゃんの足を、のばさないようにしてください。
まだ関節もやわらかく、股関節脱臼の原因になる可能性があります。

抱っこの方法に集中するあまり、赤ちゃんの姿勢が崩れないように、チェックしましょう。

呼吸が楽にできる姿勢を保つ

縦抱っこで気をつけたいのが、赤ちゃんの顔がママの胸に埋もれていないかです。
赤ちゃんは、自分で頭の向きを変えられないので、抱く際には、しっかり呼吸ができる姿勢になっているか気をつけてください。

また横抱きの際は、赤ちゃんがあごを引いた状態になっていないか確認しましょう。
あごをひいていても、軌道が圧迫され呼吸しにくいので、注意してください。

腱鞘炎や腰痛を防止するコツは?

出産後のママは、沐浴や授乳、日々の抱っこなど、慣れない育児で、腱鞘炎になるママも多いようです。
腱鞘炎で、手がしびれると、育児や家事が困難になります。

できるだけ手首に負担をかけない、抱っこのポイントを紹介しましょう。

  • リストバンドやサポーターを用いる
  • 抱っこするときは、赤ちゃんをママの身体に密着させる(身体全体で支える)
  • 授乳時の横抱きは、授乳枕を使う
  • 新生児対応の抱っこ紐やスリングを利用する

育児や家事に追われて、自分のケアが行き届かないことが多いかもしれません。
すこしの工夫でも、腱鞘炎を予防できるので、実践しましょう。

赤ちゃんが泣いたら、迷わずしっかり抱きしめて!

赤ちゃんを抱きしめることのメリットは、はかり知れません。
これまで抱き癖を心配していたママも、思う存分たくさん抱きしめてあげてください。

最初に赤ちゃんを抱くときは緊張するかもしれませんが、毎日何回も抱っこすることで次第に慣れます。

注意点だけは念頭において、赤ちゃんが求める分だけしっかり応えてあげましょう。

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