(前回のあらすじ)
子どもと笑顔で過ごしたいけど、睡眠不足などで余裕がない次女…。
子どもと親の幸せのバランスとは。
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第1回
子どもの幸せのために本当に大切なことは?
職場でも家庭内でも、誰かが不機嫌だと全体の空気が淀む…というのはよくあることだと思います。
特に、子どもの小さな世界の中で絶対的な存在である「親」の機嫌が与える影響は大きいはずです。
我が家ももちろん例外ではなく、大人イライラしていると、それに連動して子ども達の機嫌も悪くなる…ということが往々にしてあります。
次女は「母親である自分が子供のことは全てやらなくてはいけない」「テレビ・スマホは子供の情操教育に良くない」という意識が比較的強い方だと思います。
どんなに疲れている時でも動き回り、知らず知らず積もるストレスを抱え込み、そのまま子どもと接しているうちについには怒ってしまい自己嫌悪…という負のループにハマりがちのようにみえます。
そんなとき、私は「少し休んでリフレッシュした方が親子共に良いはず…」とテレビのスイッチをポチリ…。
イライラした時のひと休みによる絶大な効果は、私自身も育児を手伝うようになってから身に染みて分かるようになりました。
SNSや質問掲示板で育児に対する意見を見かけると「何を犠牲にしても親は子どもの世話や教育を優先すべし」という内容や、先に挙げたテレビやスマホを使った育児を「子どもに悪影響」と批判する意見をよく見かけます。
しかし、私は親自身が幸せでなくては子どもも幸せになることは難しいのではないかと思います。
「子どもの幸せ」を考えるうえで大切なのは、スマホやテレビを使っているかどうかなどの表面的な部分ではなく「親と子の幸せ」がバランス良く保てているかということだと思います。
1日中テレビやスマホに子守りを任せ、全く親子のスキンシップがないのであれば問題かもしれませんが、「親と子がお互い良い関係を保つための息抜き」というハッキリとした目的を持って使えば、テレビもスマホも育児の良い相棒になるのではないでしょうか。
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