新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ

赤ちゃんのおへそがぽっこりとした「でべそ」でビックリ!というママ・パパが多いようです。

「このままずっとでべそだったらどうしよう…治し方ってあるの?」と心配になるかもしれません。

新生児がでべそになる、原因と対処法をまとめました。

新生児・赤ちゃんのでべそとは?

新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ
でべそとは、へこんでいるはずのおへそが飛び出ている状態のことです。
新生児のでべそは多く、5~10人にひとりくらいの割合で発症します。

生後4ヶ月くらいがピークで、1歳になるころには自然に治るのがほとんどです。

でべその大きさは個人差もありますが、直径30ミリ程度のピンポン玉くらいの大きさになることもあります。

でべそで病院を受診しても、様子を経過観察することがほとんどのようです。

参照:日本小児科学会「臍ヘルニア」

新生児がでべそになる原因

新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ
赤ちゃんのでべそには2種類あります。

  • 臍ヘルニア
    腸も一緒に飛び出しているでべそ
  • 臍突出症(へそとっしゅつしょう)
    皮膚だけが飛び出しているでべそ

新生児のでべそのほとんどが、臍ヘルニアといわれています。

それぞれのでべそについてみてみましょう。

臍ヘルニアになる原因とは

臍ヘルニアは、赤ちゃんのお腹の筋肉が未発達なため起きる症状です。

新生児の腹筋と腹筋の間には、臍輪(さいりん)という穴が開いています。

へその緒がとれると、次第に臍輪が小さくなり、穴は閉じます。
赤ちゃんのお腹の筋肉が未発達だと、なかなか臍輪が閉じません。
臍輪の隙間から、腸が飛び出した状態になるのが臍ヘルニアです。

臍ヘルニアは、赤ちゃんが泣いたりいきんだりしてお腹に力がかかると、腸が飛び出しておへそが出てきます。
痛みはなく、押すと引っ込むのが特徴です。
ぐじゅぐじゅという音を立てて、おへその中におさまり、力が入ると、また出てきます。

低体重で生まれた赤ちゃんは身体の発達が遅く、臍ヘルニアになる可能性が高いようです。

臍突出症になる原因とは

へその緒を切ると、通常は引っ込むのですが、逆に飛び出した状態を臍突出症といいます。

おへその皮膚や皮下組織が余って、引っ込まないでいる状態で、病気ではありません。

臍ヘルニアとは違い、臍輪は閉じているので、でべそを押しても引っ込まないのが特徴です。

へその緒の切り方や処置が悪かったからというのは、関係ありません。

新生児のでべその治療法は?

新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ
赤ちゃんのでべそを治す方法はあるのでしょうか。
病院で治療する方法と、家でできる対処法をご紹介します。

病院での治療:スポンジ圧迫療法

スポンジ圧迫療法は、おへそをスポンジで圧迫し、自然治癒をうながす治療法です。

スポンジシートをおへそ部分に押し当て、圧迫しながらテープを貼ります。

スポンジ圧迫療法は、治療後1週間目くらいから、効果が出はじめるようです。
個人差はありますが2ヶ月ほどで、でべそが自然な状態に治ります。

病院で処置した後、スポンジの交換は家でママがおこないます。

スポンジを貼るだけですが、自己処置はしないでください。
必ず病院を受診し、医師の指導を受け、指示に従ってください。

参照:昭和大学医学部「臍ヘルニアのスポンジ圧迫法」

家でできること:便秘を改善

お腹に力を入れると、圧迫されて腸が出てきます。
便秘でいきむと、お腹を圧迫してしまうでしょう。
なるべく便秘にならないようにケアすることが大切です。

便秘対策

  • 母乳・ミルクは、量と授乳間隔を決めて定期的に与える
  • 綿棒で肛門を刺激する
  • お腹のマッサージで腸の動きを活発にする(のの字を描くマッサージがおすすめ)

上記を試して便秘対策をしてみましょう。

家でできること:ゲップを出す

授乳後は、赤ちゃんのゲップを出しましょう。

赤ちゃんの胃はまっすぐで、授乳時に空気も一緒に飲み込みますが、お腹に空気が溜まってしまいます。
おなかに空気が溜まっていると、圧がかかり、赤ちゃんはでべそになりやすいのです。

ゲップを出すコツ
上体を起こした状態にすると、ゲップが出やすい

  • 縦抱き
    ゲップを出すときは、赤ちゃんを縦抱きの状態で背中をやさしくトントンとたたく
  • 向かい合う
    ママのひざに乗せて、向かい合う姿勢でゲップをさせる

下記の記事では、新生児のゲップの出し方のコツをさらに詳しく説明しています。

新生児のでべそで注意したいこと

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赤ちゃんのおへそは清潔に保ちましょう。
でべそを洗うのが怖いというママもいるかもしれませんが、触っても問題ありません。

お風呂で赤ちゃんをやさしく洗ってください。

民間療法は危険!

昔から言われている民間療法は、危険なのでやめたほうがよいでしょう。

でべそを治すために、「5円硬貨をお腹に貼りつける」「ガーゼをおへそに当ててテープでとめる」という話をよく聞きます。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。
敏感な赤ちゃんの肌に、固い5円玉を当てるのはよくありませんし、テープで皮膚がかぶれてしまうかもしれません。

病院を受診し、適切な処置を受けてくださいね。

新生児のでべそに手術が必要な場合は?

新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ
1歳を過ぎてもでべそが治らないときや、でべそは治ったけれど余った皮膚が飛び出したままになっているときは手術が考えられます。

でべそは1歳までに、自然に治ることがほとんどです。
1歳を過ぎると自然治癒が難しいとされますが、2~3歳で治るケースもあり、専門家の先生と相談して治療方法を決めてください。

臍ヘルニアの手術方法

  1. おへその下側を切開し、穴が開いているところを縫う
  2. 余っている皮膚を縫い縮め、形を整える

でべその手術は、2~3日の入院が必要です。
手術自体は短時間で終わりますが、全身麻酔で手術をするので、子どもには負担になるかもしれません。

術後は傷の痛みもあるので、赤ちゃんが触らないようにしっかり見守ることも大切です。

臍ヘルニアの治療には、保険治療が適用されます。
費用は自治体にもよりますが、乳幼児医療証があれば無料になるようです。

参照:日本形成外科学会「臍突出症・臍ヘルニア」

臍突出症の手術について

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臍突出症は病気ではないので、基本的に手術は必要ないでしょう。
見た目が気になるという場合の形成手術になるので、保険は適用されません。

自由診療になり、医療機関により費用が違うので確認してください。

臍突出症の手術方法

  1. 飛び出したへそを切開し、余分な皮膚や皮下組織を取り除く
  2. くぼみを作り、形のよいへそに形成する

臍突出症は健康上の問題はないので、赤ちゃんのうちに手術する必要性はないようです。

参照:日本形成外科学会「臍突出症・臍ヘルニア」

新生児のでべそは焦らず見守ろう

新生児・赤ちゃんのでべそは原因がある?自然に治るの?対処法まとめ
服を着ていても目立つようなでべそは、親としては心配になるかもしれません。

新生児のでべそは、成長とともに自然に治っていくので、心配しなくて大丈夫です。
1歳までに、9割の赤ちゃんのでべそが自然治癒します。

どうしても心配な場合は、自分ひとりで悩まずに、医師に相談してくださいね。

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