新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ

夜中もお世話しやすく、わが子の可愛い寝顔が見れるので、添い寝をするママは多いでしょう。

いっぽうで、諸外国では赤ちゃんとママが別室で寝ることで、自立心を育てる方法が主流です。

「添い寝ってしない方がいいの?」
「大人が、間違って赤ちゃんを押しつぶしてしまう危険はない?」
など、正しい知識がないと、不安になるものでしょう。

今回は、添い寝するメリットやいつごろから始めるのがよいか、添い寝する際の注意点などを紹介します。

新生児や赤ちゃんとの添い寝のメリットは?

新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ
日本では昔から、赤ちゃんとの添い寝は一般的におこなわれてきました。

そもそも添い寝には、どんなメリットがあるかみていきましょう。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の防止

添い寝をしていると、そばにいる赤ちゃんのちょっとした変化にも、すぐに対応できるメリットがあります。

乳幼児期の死因で4位にランクインする「乳幼児突然死症候群」は、多くが寝ているあいだに起こります。

乳幼児突然死症候群とは
元気だった赤ちゃんが、なんの前触れもなく亡くなる病気です。
過去の病気などとは無関係で、平成29年には77人の乳幼児がなくなっています。

赤ちゃんの異変にいち早く気づければ、救える命もあるかもしれません。

参照元:厚生労働省「乳幼児突然死症候群について

長期的にストレスに強い子になる

ヨーロッパをはじめとする諸外国では、赤ちゃんを別室で寝かせることで自立心を育てるという教育法があります。

しかし最近では、添い寝のメリットの方が大きいとする研究も多く、アメリカでは2005年から添い寝を推奨しているようです。

実際に、添い寝もしくは近くで両親が寝ている子どもは、そうでない子どもに比べて、大人になってからストレスに強い子に育つというデータがあります。

参照元:ハーバードメディカルスクール「幼児と子供の愛着育児の利点行動発達的見解

スキンシップを楽しめる

添い寝は、距離が近くお互いの存在を感じながら過ごせる、親子の大切なスキンシップのひとつです。

手を握ったり身体に触れながら過ごす時間は、ママにとっても赤ちゃんに、安心できる至福の時間でしょう。

赤ちゃんのころのスキンシップの重要性は、さまざまな研究でも明らかになっています。

赤ちゃんが安心して眠れる

生まれたての赤ちゃんは眠りが浅く、小さな物音や気配に敏感です。

抱っこでようやく寝かせたと思っても、布団に移動した途端に目を覚ますことがあるでしょう。

添い寝はそのまま寝かしつけることができるうえ、赤ちゃんがママやパパの匂いや体温を感じながら安心して眠れます。

授乳が楽になる

赤ちゃんの生活リズムが不規則な時期、ママの負担が大きいのが夜中の授乳タイムでしょう。

とくに新生児期は、ママはこま切れ睡眠が続きます。
母乳育児の場合は、添い寝をしながら授乳ができるため、負担軽減になります。

新生児の添い寝はいつから?卒業する時期は?

新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ
添い寝を始める時期や、卒業する時期について悩むママも多いようですが、とくに決まりはなく家庭によって違います。

赤ちゃんの成長や状況をみながら判断する必要があるのです。
では、一般的な目安についてみていきましょう。

添い寝は新生児期を過ぎてからが◎

身体が柔らかく筋力も未熟な新生児期の添い寝は、あまりオススメできません。

添い寝はさまざまなメリットがあるいっぽうで、赤ちゃんの窒息につながる危険性もあります。

布団に顔が埋まったり、大人の身体が覆いかぶさるなど、就寝中の事故も多いようです。

厚生労働省の調査によると、早い子で1~2ヶ月ころから、遅くとも4~5ヶ月ころまでにはほとんどの赤ちゃんが首がすわるようになります。

添い寝を始めるなら、首のすわりをひとつの目安に考えるとよいでしょう。

【添い寝を始める時期の目安】

  • 布団:生後1ヶ月を過ぎてから
  • ベッド:生後2~5ヶ月を過ぎてから

布団はマットレスがない分弾力性が少なく、早い時期から添い寝をするママ・パパが多いようです。

いっぽうベッドでの添い寝は、寝具の弾力性に加えて落下の危険もあり、十分な注意が必要でしょう。

自分での判断が難しく、添い寝をいつごろ始めたらよいか心配なときは、乳幼児健診の際に相談すると安心です。

参照:厚生労働省「一般調査による乳幼児の運動・言語機能について

添い寝を卒業する時期は?

ひとり寝に移行する時期もそれぞれですが、一般的には4歳ころまでに、添い寝を卒業する子が多いようです。

添い寝が長くなるほど断乳や卒乳の時期が遅れたり、添い寝以外では寝なくなったりと、自立に時間がかかる子もいます。

添い寝からスムーズに卒業できるように、次のポイントを意識しましょう。

【添い寝卒業をみすえて気をつけるポイント】

  • 添い寝は夜だけにする
  • 3~4歳を過ぎたら、子ども部屋をつくるなどして、自立心を後押しする工夫をする
  • 親が強制するのではなく、自主性を大切にする

参照:上田女子短期大学紀要第四十一号「添い寝が子どもの信頼感・自立心・依存心へ及ぼす影響

新生児と添い寝するときのリスク

新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ
添い寝は、まだ自由に身動きがとれない赤ちゃんにとって、リスクを伴う可能性があります。

窒息事故

乳児の事故死の8割が窒息によるもので、なかでも就寝時に窒息するケースがもっとも多いといわれています。

ママ・パパは赤ちゃんより先に寝ないように注意して、不慮の事故を防ぎましょう。

【就寝時の窒息事故の原因】

  • 寝ている最中に大人が体勢を変え、赤ちゃんの上に覆いかぶさる
  • 大人用の布団に赤ちゃんの顔が埋まる
  • うつぶせ寝で窒息

参照:消費者庁「0歳児の就寝時の窒息死に御注意ください!

大人用ベッドからの転落

大人用のベッドから赤ちゃんが転落して、大怪我をしたり、最悪の場合亡くなるケースがあります。

大人が気づかないうちに赤ちゃんをベッドの外に押し出したり、赤ちゃん自身が寝返りをして転落することもあるでしょう。

それを防ぐため、消費者庁は1歳未満の乳幼児はなるべく大人用のベッドで寝かせないように呼び掛けています。

参照:消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落に御注意ください!

乳幼児突然死症候群(SIDS)

就寝中に突然亡くなる乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後2ヶ月から生後6ヶ月に発症することが多いです。

原因はわかっていませんが、発生リスクを減らすポイントのひとつにうつぶせ寝をしないことがあげられています。

添い寝をする際は、次に紹介するポイントを参考に、安全な環境づくりを心がけましょう。

参照:厚生労働省「乳幼児突然死症候群について

添い寝する環境づくりのポイント

新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ
安全に添い寝をする、環境づくりのポイントをみていきましょう。

布団

落下の危険がないため、早い時期から布団で添い寝をする方が多いようです。

布団で添い寝する際は、次のことに注意しましょう。

ポイント1:周りに危険なものを置かない

周りにいる家族が、布団の周りにあるものを、過って赤ちゃんにぶつけることがあります。

おもちゃなど硬いものは、赤ちゃんの周りに置かないように注意しましょう。

ポイント2:こまめに掃除する

ベッドに比べて布団での添い寝は安全性が高いいっぽうで、赤ちゃんがほこりを吸い込みやすいというデメリットもあります。

部屋を清潔に保ち、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしましょう。

ポイント3:赤ちゃん用の掛け布団を使う

大人用の掛け布団は、赤ちゃんにとっては重く感じられます。

赤ちゃん用の布団は、心地よく眠れる素材や重さに調整されており、赤ちゃんが手で払える程度の軽さのものを選ぶとよいでしょう。

また、ベビー布団は使用期間が短いため買いそろえるのを躊躇する、という方にはレンタルもオススメです。

ベッド

上の子がまだ小さいときなどは、過って赤ちゃんを踏む危険もあるので、別室で寝かせたり、ベッドで添い寝する方が安心でしょう。

では、ベッドで添い寝する際のポイントをみていきましょう。

ポイント1:マットレスは硬め

マットレスが軟らかいと、赤ちゃんの顔が埋まって窒息する危険があります。

なるべくクッション性が低いマットレスを選びましょう。

ポイント2:赤ちゃんをベッドの真ん中に寝せる

赤ちゃんの転落を防ぐため、ベッドの端に寝かせないように場所を工夫しましょう。

壁側やママとパパの間に川の字で寝かせると、より安全性が高まります。

ポイント3:ベッドインベッド

ダブルベッド以上のベッドで添い寝する場合、ベッドインベッドを活用するのもよいでしょう。

寝返り防止のサイドフレームつきなので、コロコロ転がってベッドから落下する心配もありません。

【ベッドインベッドの選び方】

  • サイドフレームが高いものを選ぶ
  • 授乳がしやすいように、下半分が開いているものを選ぶ
  • 動きが活発な赤ちゃんには、固定ベルトつきのものを選ぶ

ポイント4:ベッドサイドタイプのベビーベッド

大人用のベッドは、どうしても大人が過って赤ちゃんに覆いかぶさる危険性があります。

そんなときにオススメなのが、大人用のベッドの隣にセットするベビーベッドです。

  • 大人用のベッドに高さを合わせるタイプ
  • 添い寝専用のベビーベッド

など種類も豊富にあります。

【ベッドサイドタイプのベビーベッドの選び方】

  • 取り外せる柵の範囲で、汎用性で選ぶ
  • 女性でも手軽に組み立てができるものを選ぶ
  • イスや棚など用途が変えて長く使えるものを選ぶ

正しい添い寝の方法を知って育児をラクに!

新生児の添い寝はいつから?やり方はある?注意のポイントまとめ
出産後は夜泣きや授乳で、子育てのなかでもっとも忙しい時期といえるでしょう。

ママの体力的な負担軽減にも役立つ添い寝は、赤ちゃんの体温を感じながら一緒に眠れる幸せな時間でもあります。

また添い寝のメリットは、子どもの将来にも大きく影響するものなので、安全対策をしたうえで、積極的に添い寝を楽しみましょう。