新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

赤ちゃんがすこやかに成長するために欠かせないお世話のひとつが授乳です。

産後は、寝不足になりながらも2~3時間おきの授乳を頑張っているママも多いでしょう。

ただ、授乳後に吐き戻しをする赤ちゃんも多く、
もしかして、何かの病気?」と、とくにはじめての育児だと不安になるママもいるようです。

この記事では、新生児の吐き戻しの原因と対処法、病気の可能性についても紹介します。

新生児が吐き戻しをする原因とは?

新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

赤ちゃんは、なぜ吐き戻しをするのでしょうか?
考えられる原因をみていきましょう。

赤ちゃんの胃が未発達だから

生まれたばかりの赤ちゃんの胃は、まだ発達途中です。

大人の胃と違い、胃の入り口部分が閉まっていないため、少しの刺激で食道に逆流して母乳やミルクを吐くことがあります。

そもそも、赤ちゃんの胃は逆流しやすい形なので、完全に吐き戻しを防ぐことは難しいのです。

生後3ヶ月くらいになると、胃の入り口部分がちょっとずつ締まってくるので、吐き戻しも落ち着くでしょう。

飲みすぎている

赤ちゃんが、母乳やミルクを飲みすぎているために吐き戻している可能性もあります。

生後すぐの赤ちゃんは、口元に乳首があると、反射的に飲み続けることも多いのです。

げっぷが不十分

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むと同時に、たくさんの空気も一緒に飲み込んでいます。

しっかりとげっぷを出さないと、吐き戻しの原因となるのです。

吐き戻しはするけど、機嫌もよく体重が極端に減るようなことがなければ、あまり心配する必要はないでしょう。

新生児の吐き戻しに悩むママの体験談

新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

赤ちゃんの吐き戻しで悩んでいるママたちの、体験談をみていきましょう。

このように、赤ちゃんの吐き戻しで悩んでいるママはたくさんいます。

新生児が吐き戻すときの対処法3つ

新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

赤ちゃんの吐き戻しは、多くの場合月齢が進むにつれて、回数が減っていきます。

それまでは、吐き戻しを軽減するための対策を取りながら乗り切りましょう。

1:ぐずったときにすぐ授乳しない

赤ちゃんがぐずると、すぐ授乳するというママもいるでしょう。

飲み過ぎによる吐き戻しを防ぐために、赤ちゃんがぐずったときにすぐに授乳するのではなく、ほかに原因がないか確認しましょう。

  • オムツが汚れている
  • 部屋が暑すぎたり寒すぎる
  • 服のタグが体にあたってかゆい

このようなことが原因で、ぐずっていることも考えられます。

2:授乳中もげっぷをさせる

よく吐き戻しをする赤ちゃんは、授乳後のげっぷだけでは足りない可能性があります。

その場合は、授乳中もげっぷをさせるといいでしょう。

こまめに胃の中の空気を抜くことで、吐き戻しが少なくなることもあります。

3:授乳後すぐ横にしない

授乳したあとすぐに、赤ちゃんを横にして寝かせないようにしましょう。

赤ちゃんの胃は入り口部分が開いているため、すぐ横にすると逆流しやすくなります。

授乳後は、赤ちゃんの様子を見ながら、頭の位置が高くなるようにしばらく抱っこしてください。

ただ、ときにはすぐ横にして寝かせたいという状況もあるでしょう。

その場合は、授乳クッションやタオルを使って、頭の位置を少し高くして赤ちゃんを寝かせることで、吐き戻しを軽減できます。

授乳前に、寝る場所をセッティングしておくきましょう。


病気の可能性もある?

新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

赤ちゃんの吐き戻しは、成長とともに減るものですが、なかには病気が原因で吐き戻しているケースもあります。

病気である場合には、嘔吐以外にも下痢や発熱などほかの症状をともなうケースが多く、赤ちゃんの機嫌も悪いでしょう。

赤ちゃんの状態をしっかりと確認しながら、病気の兆候がないか確認し、心配であれば医師に相談してください。

では、吐き戻しで考えられる病気も確認しておきましょう。

肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)

肥厚性幽門狭窄症は、生後3週~3ヶ月の間に起きる、乳児特有の病気です。

胃から十二指腸への通過が悪くなると、母乳やミルクを飲んでは吐くのを繰り返します。

噴水のように吐いたり、鼻からミルクがでてくることもあるようです。

症状が悪化して脱水症状になると、入院治療が必要になります。

胃が拡張して出血を起こすと、嘔吐物に血が混じることもあるため、早めに病院を受診しましょう。

参照:獨協医科大学埼玉医療センター小児科「肥厚性幽門狭窄症」

胆汁性嘔吐

赤ちゃんの嘔吐物が緑色だった場合、胆汁を吐いている可能性が高いでしょう。
これを胆汁性嘔吐といいます。

治療が遅れると、腸が腐ることもあるので注意が必要でです。

胆汁嘔吐は、外科的な疾患が原因であることが多いので、早急に病院を受診しましょう。

参照:沖縄医師会・医師会報「新生児期・乳幼児期の嘔吐小児外科的疾患を見逃さないために」

ウイルスの影響

ロタウイルスをはじめとする、ウイルスが原因で吐き戻していることがあります。

ウイルスが原因の場合は、

  • 下痢
  • 発熱
  • 上気道炎(咳や鼻水など風邪の諸症状)

このような症状も、あわせて見られることが多いようです。

気になる症状がある場合は病院で診察を受けてください。

参照:国立感染症研究所感染症情報センター「乳児嘔吐下痢症とロタウイルス」

ミルクアレルギー

ミルクアレルギーで吐き戻しているケースもあります。

主な症状は、嘔吐・血便などですが、哺乳力が減少したり、不活発なども症状としてみられることがあるでしょう。

診断が難しいことも、ミルクアレルギーの特徴としてあげられます。

嘔吐が続いたときは、便に血が混じっていないかを確認しましょう。

病院にかかるのが遅れると、イレウス発達障害起こす原因にもなるため、早期の受診が必要です。

参照:社会医療法人阪南医療福祉センター阪南中央病院「新しい懸念~新生児・乳児消化管ミルクアレルギー~」

新生児の吐き戻しには冷静な対処を

新生児の吐き戻しの原因と対処法!病気の可能性は?

子育てをしていると、赤ちゃんの些細な変化でも心配になるでしょう。
しかし新生児時の吐き戻しは、赤ちゃんの身体が成長するとともに解決することがほとんどです。

ここで紹介した方法を試しながら乗り切りましょう。

まれに病気が原因で吐き戻しているケースもあるため、心配な場合は、医療機関を受診して医師に相談してくださいね。