赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

「うちの子、最近体重が急に増えたけど大丈夫?」
「なかなか赤ちゃんの体重が増えなくて心配…」

そんなとき、目安になるのが成長曲線。
赤ちゃんが正常に成長しているかどうか確認できるグラフです。

今回は、グラフの見方や意味、成長曲線のつけ方、体重が増えすぎる場合や増えない場合の原因についてまとめました。
オススメの成長曲線アプリも紹介しているので参考にしてください。

赤ちゃんの成長曲線とは?

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

成長曲線とは、標準的な身長と体重の数値がグラフで帯状(色がついている部分)に示したものです。

母子手帳にも記載されているので、見たことがあるママも多いのではないでしょうか?

赤ちゃんの成長曲線については、厚生労働省が10年ごとにおこなう乳幼児身体発育調査のデータにもとづいて計測値が発表されています。

下記のグラフは、平成22年の調査にもとづいて作成された生後1〜12ヶ月の男女別の成長曲線です。

該当する月齢の身長と体重が帯の範囲内にある場合は、標準的な成長をしていると考えられます。

赤ちゃんの発育の、大まかな目安として活用しましょう。

女の子の成長曲線(生後1~12ヶ月)

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

男の子の成長曲線(生後1~12ヶ月)

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

参照:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書

成長曲線の帯から外れても大丈夫?

成長曲線は、調査にもとづいたデータをグラフ化したもので、94%の子どもが、成長曲線の帯のなかに入るといわれています。

そのため自分のお子さんの数値が、成長曲線の帯から外れていると心配になるママもいるでしょう。

しかし、ある時点での計測数値が、帯の範囲内にないだけであれば、心配する必要はありません。

成長曲線の数値は、調査した子どもたちから割り出した標準値です。
当然、標準値よりも大きい子や小さい子もいるでしょう。

重要なのは、点でなく曲線です。
ある時点の数値が範囲内かどうかよりも、どのように成長しているかの方が大切です。

成長曲線の帯から外れていても、成長曲線のカーブに並行して増えていれば、あまり心配する必要はないでしょう。

もし、成長の度合いが極端に遅いなど心配な場合は、小児科の先生に相談してください。

照:公益財団法人母子衛生研究会「参発育曲線に描かれている帯の意味は?

赤ちゃんの体重の増え方

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

厚生労働省の調査を参考に、赤ちゃんの月齢ごとの平均身長や平均体重を表にまとめると以下のようになります。

時期 平均身長・体重
男の子 女の子
生後1ヶ月 約55.5cm
約4.78kg
約54.5cm
約4.46kg
生後2ヶ月 約59.0cm
約5.83kg
約57.8cm
約5.42kg
生後3ヶ月 約61.9cm
約6.63kg
約60.6cm
約6.16kg
生後4ヶ月 約64.3cm
約7.22kg
約62.9cm
約6.73kg
生後5ヶ月 約66.2cm
約7.67kg
約64.8cm
約7.17kg
生後6ヶ月 約67.9cm
約8.01kg
約66.4cm
約7.52kg
生後7ヶ月 約69.3cm
約8.30kg
約67.9cm
約7.79kg
生後8ヶ月 約70.6cm
約8.53kg
約69.1cm
約8.01kg
生後9ヶ月 約71.8cm
約8.73kg
約70.3cm
約8.20kg
生後10ヶ月 約72.9cm
約8.91kg
約71.3cm
約8.37kg
生後11ヶ月 約73.9cm
約9.09kg
約72.3cm
約8.54kg
生後12ヶ月 約74.9cm
約9.28kg
約73.3cm
約8.71g

表をみてわかるとおり、赤ちゃんは月ごとに大きくなるものです。

しかし、例外として出生直後だけは、体重が減少する現象がみられます。

また、生後4ヶ月ごろまでは成長のペースが早く、5ヶ月以降増加ペースがゆるやかになるものです。

参照:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書

生後間もない時期は体重が一時的に減少

赤ちゃんの発育のスピードがもっとも早いのは、出生後から生後1ヶ月までの1ヶ月間です。

しかし、生後まもない時期には体重が一時的に減少します。

これは、生理的体重減少とよばれるもので、どの赤ちゃんにもおこることです。
生まれて間もない赤ちゃんは、母乳やミルクの摂取量が少なく、おしっこやうんちのは排泄量や発汗量の方が多いため、体重が減少します。

生後2日後くらいから体重が減り始め、生後4日ごろに減少のピークを迎え、その後生後7〜12日で元の体重に戻るでしょう。

生理的体重減少のピーク時には、出生児の体重よりも5%ほど減少するのが一般的です。
まれに10%以上減少するケースもありますが、その場合、なんらかの疾患や異常が疑われるため、医師の診察を受けた方がよいでしょう。

参照:行徳総合病院小児科「新生児期・乳児期に気になる状態

生後4ヶ月ごろまでは身長・体重ともに大きく増加

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

1歳を迎えるまでの赤ちゃんの成長は、著しいものがあります。

なかでも、生後4ヶ月ごろまでは、身長・体重の増加はハイペースです。
1日あたり身長は3mm、体重は30gのペースで増えていきます。

その後、発育のペースはゆるやかになりますが、1歳になるころには、出生時に比べて身長は約1.5倍、体重は約3倍になるでしょう。

赤ちゃんの体重が増えない・増えすぎる場合は?

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

赤ちゃんの体重は、先ほど表のように段階的に増えていくものです。
しかし、赤ちゃんの体重がなかなか増えなかったり、その逆に増えすぎることもあります。

なぜそのようなことがおこるのか、原因をみてみましょう。

体重がなかなか増えない原因

赤ちゃんの体重がなかなか増えない原因は、赤ちゃんの月齢によって以下のように考えられます。

時期の目安 原因として考えられるもの
生後2〜12日 生理的体重減少
生後直後〜 遺伝、体質(ママやパパもやせぎみ)
生後直後〜生後5ヶ月 母乳不足(母乳の量が少ない、乳首の問題で母乳がスムーズに出ない、授乳回数が少ないなど)
生後直後〜生後5ヶ月 母乳嫌い、ミルク嫌い
生後3ヶ月〜 盛んに寝返りするなど運動量が多い
生後6ヶ月〜 離乳食不足

生理的体重減少に関しては、どの赤ちゃんにも起こる一時的な減少なので、心配しなくても大丈夫です。

生後1ヶ月をすぎてもなかなか体重が増えない場合、まずは母乳(あるいはミルク)が不足していないかをチェックしてください。

母乳の出る量が少なかったり、授乳回数が少ないと赤ちゃんが1日に必要なカロリーを摂取できません。
必要があれば、ミルクを足しましょう。

赤ちゃんの体重が増えない原因のほとんどは、母乳やミルク、離乳食の量が不足しているか、食べる量に比べ運動量が多いかです。

なかには、おっぱいを飲みたがらない赤ちゃんもいます。
その場合はミルクに変えたり、離乳食の量を少し多めにするなど、食事のバランス調整が必要です。

まれに病気が原因で、体重が増えないこともあります。

ミルクの量を調整しても体重が増えず、身長の伸びもみられなかったり、ミルクを飲んでも毎回吐いてしまう場合は、小児科で詳しい検査を受けた方がよいでしょう。

下痢や胃腸炎など一時的な病気の場合もありますが、根本的な治療が必要な病気の可能性もありますので、注意が必要です。

参照:公益財団法人母子衛生研究会「発育・発達

体重が増えすぎる原因

赤ちゃんの体重が増えすぎる場合は、以下のような原因が考えられます。

時期の目安 原因として考えられるもの
生後直後〜 遺伝、体質(ママやパパも太り気味)
生後1~8ヶ月 ミルクの飲み過ぎ
生後6~12ヶ月 離乳食の食べ過ぎ
生後7~12ヶ月 ハイハイやズリバイの開始が遅い

赤ちゃんの体重が増えすぎる原因のほとんどは、ミルクの飲み過ぎや離乳食の食べ過ぎによるものです。

赤ちゃんは、運動量と食べる量のバランスが取れておらずそのせいで体重が増えすぎてしまいます。

また、完全母乳の赤ちゃんよりもミルクの赤ちゃんの方が体重の増加が大きい傾向にあります。

1歳までの赤ちゃんの場合、少々太りぎみでもあまり心配する必要はありません。

ハイハイを始めるようになると、運動量が増えるので徐々に標準値に落ち着くことが多いでしょう。

とはいえ、ミルクや離乳食の量には注意して、与えすぎないようにしてください。

ただし、なかには病気によって異常に体重が増加する場合もあります。
赤ちゃんの様子がおかしいなと思う場合には、地域の育児センターや健診のときに相談してみましょう。

参照:日本小児内分泌学会「肥満
参照:町田市医師会「子どもの肥満

カウプ指数で肥満度をチェックしよう

あまりにも体重が増えすぎると、肥満ではないかと心配になるママもいるでしょう。

赤ちゃんの肥満度はカウプ指数でチェックできます。
下記の計算式の中に、赤ちゃんの数値を当てはめて計算してください。

【カウプ指数の計算式】
体重(g)÷身長(cm)の2乗×10

計算してでた数値を、以下の表でチェックしましょう。

カウプ指数 発育状況
13未満 やせすぎ
13以上〜15未満 やせぎみ
15以上〜18未満 標準
18以上〜20未満 太りぎみ
20以上 太りすぎ

カウプ指数は、3ヶ月〜5歳くらいまでの乳幼児の発育状況をチェックするためのものです。

体重が重いからといって、それだけで太りすぎだとは判断できません。
体重と身長のバランスでチェックすることが必要です。

また、年齢によって指数の判定は変わってきます。
上記の表は3ヶ月〜1歳6ヶ月くらいの赤ちゃん用です。

赤ちゃんの成長には個人差があります。
数値はあくまでも目安であることを忘れないようにしましょう。

参照:コープ共済「子供の肥満対策

赤ちゃんの身長がなかなか伸びない場合は?

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

赤ちゃんの身長がなかなか伸びない場合には、下記のような原因が考えられます。

  • 遺伝や体質
  • 栄養不足
  • 成長ホルモンや甲状腺ホルモンの異常
  • ターナー症候群など染色体の病気
  • 骨や軟骨の病気
  • 子宮内発育不全
  • 心臓や肝臓、腎臓の疾患

赤ちゃんの身長がなかなか伸びない原因の多くは、遺伝的な問題であり、パパやママの背も低い傾向にあります。

母乳やミルクをよく飲み、体重も順調に増えているなら、栄養不足の心配はないでしょう。

まれに染色体やホルモンの異常や骨の病気が原因で身長が伸びないこともあります。

気になる場合は、小児科のお医者さんに相談してください。

治療することで、身長が伸びるケースもありますので、早めに診てもらいましょう。

参照:日本小児内分泌学会「低身長

赤ちゃんの成長曲線はどのようにつければいいの?

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

成長曲線をつけておけば、子どもの発育状況を確認するのに役立ちます。

病気などの異常があった場合でも、早期に発見できるでしょう。

ただ、いつどのように測ればいいのかわからないというママもいるようです。

ここでは、計測の頻度や赤ちゃんの体重・身長の測り方を紹介します。

毎月決まった時期・時間に測る

赤ちゃんの体重と身長を測る頻度は月に1回が目安です。
できるだけ、毎月同じ日の同じ時刻に測りましょう。

タイミング的には、排泄が済んだ後で、ミルクを飲む前がオススメです。

毎月決まった時期に同じくらいの時間に測るようにすると、より正確な成長曲線になります。

赤ちゃんの身長・体重の測り方

産婦人科にはベビースケールがあり、出産した赤ちゃんの身長や体重の測定をしてくれます。

しかし、自宅に赤ちゃん用の体重計や身長計があるという人は少ないでしょう。

そこで、自宅でベビースケールを使わずに測定する方法を紹介します。

自宅での体重の測り方

ベビースケールがなくても、大人用の体重計で赤ちゃんの大体の体重を知ることができます。

まずはママが体重計にのって自分の体重を測りましょう。
次に、赤ちゃんを抱っこして体重計に乗ります。

(赤ちゃんを抱っこしたときの二人の体重)-(ママの体重)=(赤ちゃんの体重)です。

このとき、赤ちゃんをはだかにして抱っこするとより正確な体重がわかります。

服を着たまま測る場合は、あとで洋服分の重さをマイナスしてください。

ベビースケールはレンタルもできますので、度々赤ちゃんの体重を測る必要がある方は、レンタルするのもよいでしょう。

自宅での身長の測り方

赤ちゃんの身長を自宅で測るときに必要なのはメジャーです。
メジャーが用意できたら、測り方は簡単です。

  1. 赤ちゃんを仰向けに寝かせる
  2. 足を軽く引っ張り、まっすぐに揃える
  3. 赤ちゃんのかかとの位置に目印になるものをおく
  4. 赤ちゃんの頭の位置にも目印になるものをおく
  5. 赤ちゃんを移動させたら、頭の目印からかかとの目印までをメジャーで測る

赤ちゃんの足はO脚に曲がっているのが普通です。
身長を測るときには、ムリのないように軽く引っ張って伸ばします。

身長が測れる、目盛付きのバスマットなどを利用するのも便利です。

自宅以外で身長・体重が測れる場所は?

最近は、病院以外でも赤ちゃんの身長や体重を測ることができます。

  • ショッピングセンターやデパートのベビー休憩室
  • 赤ちゃん用品店
  • 地元の保健センターや健康センター
  • 地域の児童相談所
  • 保育園や幼稚園

多くの地方自治体では、毎月1回、任意参加の育児相談会を開催しています。
身体測定もおこなわれますので、その機会を利用するのもひとつの方法でしょう。

ショッピングモールや赤ちゃん用品専門店など、赤ちゃん連れのご家族が多く訪れる場所のなかには、ベビースケールが設置されたベビー休憩室が設けられているところもあるので、お買い物のついでに計測するのもよいでしょう。

アプリで記録するのもオススメ

赤ちゃんの体重や身長を測定したら、忘れないうちに記録しましょう。

母子手帳を使うのもいいですし、オリジナルの育児のノートを活用するのもいいですね。

スマホ時代のママなら、便利なアプリを活用するのもオススメです。

アプリなら、数値を打ち込むと自動でグラフ化され、身体測定以外の情報も一括管理できます。

スマホはいつも持ち歩くアイテムなので、計測したときにその場ですぐに打ち込めて、メモし忘れる心配もありません。

また、家族で共有できるアプリもあって便利です。

ここでは数あるアプリのなかから、よりすぐりのオススメアプリ3選を紹介します。

育児記録ーぴよログー

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

引用:‎「育児記録 – ぴよログ」をApp Storeで

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Android

育児記録ーぴよログーは、パパとママがリアルタイムで育児情報を共有できるアプリです。

授乳や、おむつ交換、お昼寝などの記録も片手で簡単に記録でき、記録したデータを印刷する機能もついています。

体重と身長を入力すると成長曲線に反映されるのはもちろん、まとめ機能、授乳タイマー機能などさまざまな機能があって便利です。

パパっと育児@赤ちゃん手帳

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

引用:‎「パパっと育児@赤ちゃん手帳 – 0歳から6歳までの育児日記」をApp Storeで

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0〜6歳くらいまでの子どもの育児記録が、アイコンタップで簡単に登録できる第8回キッズデザイン賞受賞アプリです。

身長・体重を成長曲線に照らし合わせたり、生活のリズムを帯グラフで表したり、登録したデータを「見える化」してくれます。

赤ちゃんの泣いている理由がわかる「泣き声診断」機能もプラスされました。

母子健康手帳アプリ

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引用:‎「母子健康手帳アプリ」をApp Storeで

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妊娠中から出産後の子育てまで、地方自治体が交付する母子健康手帳をデジタル化したアプリがコレ!

日本産婦人科医会、日本小児科医会後援で、医師や専門家が監修する信頼できる情報が確認できます。

赤ちゃんの成長曲線はもちろん、妊婦健診から健康診査、予防接種の記録など妊娠から子育てまで長く使えるアプリです。

成長曲線を目安に赤ちゃんの健康チェック

赤ちゃんの成長曲線とは?グラフの見方や月齢別発育値を解説!

赤ちゃんの発育状況は、成長曲線でチェックできます。

まずは、月ごとに体重と身長の計測値を記録しましょう。

最近は成長曲線が簡単にチェックできるアプリもあるので、手書きで記録するのが面倒な人にはオススメです。

成長曲線をつけておけば、赤ちゃんの発育状況が正常かチェックできますし、なにか異常がある場合でも早期に発見できます。

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、積極的に成長曲線を活用しましょう。