赤ちゃんの抜け毛!原因は?新生児生理的脱毛や乳児期後頭部脱毛って?

赤ちゃんの抜け毛が急に増えたり、ハゲができていたら、なにかの病気かと心配するパパママがほとんどではないでしょうか。

実は、赤ちゃんの抜け毛の抜け毛が増えたり、薄毛になることは意外に多いのです。

今回は、抜け毛の原因と対策、心配のいらない抜け毛と注意の必要な抜け毛の違いについて解説します。

赤ちゃんなら誰でもある「抜け毛」

おすわりする乳児の後ろ姿
赤ちゃんは誰でも、急に抜け毛が増えることがあります。

柔らかくフサフサした髪の毛は、赤ちゃんのチャームポイントの一つです。

そんな赤ちゃんの髪の毛が、一気に抜けてしまったら「まだ赤ちゃんなのにどうしてだろう?」「このままはげてしまったら…」と、心配になるのではないでしょうか。

しかし、赤ちゃんの抜け毛は、ほとんどの場合異常なことではありません。

よくある原因を見ていきましょう。

前髪がつるつるに!?新生児生理的脱毛とは?

オムツ姿のあかちゃんの背中
新生児生理的脱毛とは、髪の毛の生え変わりのことです。

赤ちゃん特有のふわふわした髪の毛は、ママのおなかの中で生えた毛で、「胎毛」と呼ばれています。

胎毛は大人のしっかりした髪の毛と違い、柔らかく抜けやすいのが特徴です。

体の産毛が抜けるのと同様に、胎毛も生後3~6ヶ月ごろには抜けて、大人の髪に生え変わります。

ところが、胎毛の抜けるタイミングで毛根が休止期(髪の毛を伸ばしたり新しく作ったりしない時期)に入ると、急に髪が無くなったように見えます。

胎毛の抜けるタイミングと、新しい髪の毛の生えるタイミングが合わず、一時的に薄毛になるのが新生児生理的脱毛です。

新生児生理的脱毛の特徴は?

新生児生理的脱毛は、主に前頭部から頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。

症状の出方には個人差がありますが、少し量が減ったかな?という程度から、つるつるになることもあります。

また、栄養状態や遺伝は関係ないと考えられています。

前頭部から頭頂部にかけて、赤ちゃんの髪が薄くなっている場合は、新生児生理的脱毛の可能性が高いでしょう。

新生児生理的脱毛に治療は必要?

一時的に髪の毛が抜けても、とくに治療は必要ありません。

新生児生理脱毛は見た目にも目立つため、「病院に行った方がいい?」と気になる方もいるかもしれませんが、毛根が働きだせば自然に新しい髪の毛が生えるので心配ありません。

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、1歳になるころには、大人と同じような髪が生えてきます。

成長過程で起こる自然な現象なので、治療は不要です。

頭の後ろにハゲ!?乳児期後頭部脱毛とは?

新生児の頭部に手を添えている画像
もう一つ赤ちゃんに多い抜け毛・薄毛の原因として、乳児期後頭部脱毛という症状があります。

乳児期後頭部脱毛は、ねんね期から寝返り期の赤ちゃんによくみられます。

このころの赤ちゃんは、ほとんどの時間を仰向けに寝て過ごすため、布団や枕とこすれる刺激で、後頭部の髪の毛が抜けるのです。

後頭部の髪の毛がまったくなくなる赤ちゃんから、摩擦でチリチリになったり、毛玉のようになる赤ちゃんもいます。

乳児期後頭部脱毛の特徴は?

乳児期後頭部脱毛は、いつも下になっている部分の毛が薄くなるのが特徴です。

同じ方ばかり下にしている、向き癖のある赤ちゃんだと、後頭部だけでなく、側頭部の毛が抜けることもあります。

新生児のころよりも、ねんねのまま動き回る、生後2、3ヶ月から6ヶ月ぐらいによくみられる症状です。

枕や布団によく触れている部分の抜け毛が目立つ場合は、乳児期後頭部脱毛の可能性が高いといえます。

乳児期後頭部脱毛に治療は必要?

乳児期後頭部脱毛にも、とくに治療は必要ありません。

寝ている時間が減り、ハイハイやお座りの姿勢でいる時間が増えてくると、自然に髪の毛も生えそろいます。

予防したいときは、ドーナツ枕と呼ばれる真ん中がくぼみになったり穴の開いた形の枕を使うという方法もあります。

ドーナツ枕とは、赤ちゃんの頭が平らな、いわゆる「絶壁」にならないように使われることが多いものです。

しかし、後頭部が布団や枕と擦れる面積が減るため、乳児期後頭部脱毛の対策にもなります。

赤ちゃんが嫌がらなければ、試してみてもいいでしょう。

もちろん、特別なことをしなくても、いずれ髪の毛は元通りに生えてきます。

参照:
秋山こどもクリニック「赤ちゃんのハゲ」

きのした小児科クリニック/「赤ちゃんの抜け毛」

その他の抜け毛の理由、注意したいこと

お座りしている乳児の横顔
新生児生理的脱毛や乳児期後頭部脱毛以外の原因で、抜け毛が増える可能性もあります。

場合によっては病院で相談した方がいいこともあるので、注意が必要です。

脂漏性湿疹が原因の場合

皮膚トラブルの一種、「脂漏性湿疹」が原因で抜け毛が増えることもあります。

脂漏性湿疹は、生後3ヶ月ぐらいまでに多い症状です。

赤ちゃんの頭皮には、お腹の中にいたときからのホルモンの影響で、皮脂が多く分泌されています。

その皮脂が、汚れなどと混ざってできるのが、脂漏性湿疹です。

黄色く脂っぽいかさぶたができるのが特徴で、痛みやかゆみはありませんが、抜け毛が増えることがあります。

また、気になって触ったときや、かさぶたがはがれるときに、一緒に髪の毛も抜けることがあります。

かさぶたができたら、以下のような方法でケアしましょう。

  • 毎日入浴・沐浴させ、頭皮をシャンプーで丁寧に洗う
  • 髪は毛ブラシで優しくとかす(皮膚はこすらず、はがれたかさぶたは水で洗い流す)
  • かさぶたがひどいときは、お風呂の前に頭に白色ワセリンをつけてふやかし、軽くマッサージしながら洗い流す

脂漏性湿疹は、多くの場合は自然にきれいになります。

湿疹が、徐々に悪化して治らない・耳や顔、身体にも広がっている・ジュクジュクと湿っているような場合は、小児科や皮膚科に相談したほうがいいでしょう。

参照:公益財団法人母子衛生研究会「脂漏性湿疹」

自分で髪を引っ張っている場合

赤ちゃんが自分で髪の毛を引っ張っていることもあります。

もしかしてストレスが原因!?と不安になりますが、多くの場合、指しゃぶりと同じような遊びの一種で、ストレスは関係ありません。

ほとんどは、「髪の毛を引っ張ると痛い」ということを学習すると治まります。

ただ、なかなかやめないときは、あせもや湿疹でかゆがっている場合もあるので、頭皮の状態をこまめに見るようにしましょう。

問題のない抜け毛と注意が必要な抜け毛の違い

大きな虫眼鏡でのぞく少女
問題のない抜け毛と、ケアしなければいけない抜け毛の違いをまとめました。

赤ちゃんの抜け毛が増えてきたら、参考にしてください。

新生児生理的脱毛 乳児期後頭部脱毛 自分で抜く 脂漏性湿疹
抜け毛の増える部分 前頭部から頭頂部 後頭部 抜いている個所 湿疹のある個所
毛の抜けたあとの皮膚 つるつるしている つるつるしている つるつるしている かさぶたになっている
原因 胎毛から大人の髪への生え変わり 布団や枕との摩擦 遊びの一種 ホルモンバランスの影響で皮脂の分泌が増える
対処方法 不要
自然に生えそろうのを待つ
不要
不安ならドーナツ枕で頭の摩擦を減らす
不要
湿疹やあせもができているときは丁寧に洗って保湿する
軽い場合は入浴時に丁寧に洗う
ジュクジュクしている・なかなか改善しない場合は小児科で相談する

いずれの場合も、跡が残ったり、二度と髪が生えなくなることはありません。

過度に心配しなくても大丈夫です。

赤ちゃんの抜け毛はほとんどが心配いらない!

タオルをかみかみしている乳児
赤ちゃんの抜け毛が増えると不安に感じますが、ほとんどの場合、自然に治っていくので心配は不要です。

ただ、髪の毛が抜けたあとの肌はデリケートになっています。

以下の点には気を付けましょう。

【抜け毛をそのまま放置しない】

  • 抜けた毛は不衛生なだけでなく、赤ちゃんが口に入れてしまうこともある
  • シーツを交換したり、クリーナーで床の毛髪を取り除いて清潔に保つ

【できるだけ毎日入浴させ、頭皮を清潔にする】

  • 抜け毛が気になるから、と頭を洗わないでいると毛穴に汚れが溜まり、さらに湿疹などの原因になる
  • 夏はもちろん、秋冬も意外に汗をかいているのでなるべく頭を洗う

赤ちゃんの抜け毛・薄毛は、ほとんどの場合一時的で、心配いらないものです。

新生児生理的脱毛は少しずつ大人の髪に近づいているしるし、乳児期後頭部脱毛は元気に動き回ったしるしだととらえることもできます。

小さい頃の抜け毛はいずれ生えてくるもの、気にしすぎは禁物です。

子どもが小さいうちしか見られないものだと思って、楽しく成長を見守りましょう。

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