赤ちゃんのよだれの量の違いは?多い・少ないとどうなの?

赤ちゃんは離乳食が始まる生後5~6ヶ月から、乳歯が生える時期にかけて、よだれを多く垂らしがちです。

赤ちゃんがよだれかけ(スタイ)をしている姿は、とってもかわいいですよね。

口からよだれがでろ~んとあふれる光景も赤ちゃんならではですが、まったくスタイをせずに過ごしている赤ちゃんも見かけます。

実は赤ちゃんのよだれの量にも個人差があるのです。

この記事では、よだれの多い赤ちゃんとよだれの少ない赤ちゃんの違いについて紹介します。

またよだれが多い・よだれが少ないときも、注意点を押さえれば、赤ちゃん自身のからだに悪い影響がないことを確認できます。
赤ちゃんの健康が心配な方は、ぜひ参考にしてください。

よだれが多い・少ない理由のウワサは本当なの?

よだれかけをした幼児とママ
よだれが多い・少ない理由として、よく言われているウワサを紹介します。

よだれが多い

  • 口呼吸が多い
  • 男の子に多い
  • 虫歯になりにくい
  • 口の周りがかぶれやすい

よだれが少ない

  • 鼻呼吸が多い
  • 女の子に多い
  • 消化器官が弱い

これらは本当にその通り、というわけではありません。

男の子女の子関係なくよだれが多い子・少ない子はいますし、どちらも虫歯のなりやすさに大きな違いはないといわれています。

ただ

  • よだれの多い子は口呼吸
  • 少ない子は鼻呼吸

であるということは少なくありません。

赤ちゃんがよだれを飲み込めない原因2つ

うつ伏せで上半身を上げている赤ちゃん
赤ちゃんがよだれを飲み込めないで、垂れるには大きくわけてふたつの原因があります。

  1. 筋肉が未発達
  2. 体内のトラブル

どういうことかを、それぞれみていきましょう。

1:筋肉がまだ発達しきれていない

口・あごの筋肉が発達中の赤ちゃんは、よだれを飲み込みきれないことが多いです。

私たち大人であっても、よだれがたくさん出てしまうということはありませんか?

口からよだれを垂れ流さずにいられるのは、そのたびにきちんと飲み込めるからです。

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むときにごくごくと飲むことはできますが、それでもむせてしまったりタラーっと垂れてしまうことがあります。

とくによだれは、一度にごくごくと飲み込むようなものではありません。

そのためやわらかい離乳食を食べていても、口やあごの筋肉がそこまで発達していない時期は、飲み込む力が弱く、よだれが垂れてしまうのです。

離乳食の完了時期であるパクパク期ごろになると、よだれが口から垂れるということが減ってくるようです。
そろそろ離乳完了、パクパク期の離乳食について

また、おすわりをしたりママの真似をしたり、おもちゃでうまく遊び始めたらラッパなど口元の筋肉を使うような遊びをするのがおすすめです!

2:体内トラブルが隠れている可能性も

赤ちゃんがよだれを飲み込めない場合、なんらかのトラブルが赤ちゃんの体内にあるかもしれません。
流涎(りゅうぜん・よだれを飲み込むことができず垂れ流すこと)してしまうのは、下記が原因です。

  • 唾液の量が極端に多いこと
  • 口・のどの麻痺といった飲み込む力の障害(嚥下運動障害)
  • 鼻が日常的に詰まりやすく、口呼吸のクセがついている
  • 喉の腫瘍や風邪などによるのどの痛みで飲み込めない

唾液の分泌が多いからといって、必ずしも治療すべきとは限りません。

とはいえ、体内のトラブルが隠れている可能性があるため、子どものよだれが多いと感じたときは一度口の中をチェックしましょう。

参照:母子衛生研究会「歯とお口のケア」

よだれが多い原因となる病気例:アデノイド

口呼吸の原因となる病気で代表的なものは、「アデノイドの肥大」です。

鼻のもっとも奥(いわゆるのどちんこの裏)にあたる「咽頭扁桃(いんとうへんとう)」という部分で、3歳ごろにもっとも肥大化します。

アデノイドが肥大化しすぎると「鼻呼吸がしにくくなる」「いびきがひどくなる」などといった症状が見られます。

  • 3歳を過ぎてもよだれが垂れる
  • いつも口を開けている
  • いびきが大きい

上記の症状がある場合、アデノイドが大きくなり鼻呼吸がしにくい可能性が考えられます。

参照:Benesse「最新症状ごとに『見てわかる!』赤ちゃんの病気新百科」

よだれが多い原因となる病気例:アデノウイルス・溶連菌

のどが腫れて痛むと、赤ちゃんは鼻で呼吸するのを嫌がり、よだれが垂れることがあります。

原因となるウイルスは、以下のふたつが有名です。

  • アデノウイルス(プール熱)
  • 溶連菌(ようれんきん)

アデノウイルスは夏に、溶連菌は秋から春にかけて多く見られます。

参照:
Benesse「最新症状ごとに『見てわかる!』赤ちゃんの病気新百科」

日本眼科医会「ウイルス性結膜炎」
練馬区医師会「溶連菌感染症ってなに?」

ママさん

赤ちゃんのよだれが泡っぽいけれど、大丈夫?

DrBaby

赤ちゃんの様子がいつも通りなら、安心して大丈夫です。

赤ちゃんが口を動かして遊んでいるときに、ブクブクと泡状のよだれが出ることがあります。

ママさん

赤ちゃんのよだれに血が混じってる!心配だわ…。

DrBaby

赤ちゃんが口内を切ってしまい、血が出ているかもしれません。

まずは口の中を点検して、血が出ている個所をガーゼなどで押さえてあげましょう。
血が止まらないときは、専門家に相談するとよいですね。

よだれが多い子・少ない・出ない子、ママの心配について

赤ちゃんを抱っこした母親の疑問
ママが気になるのは、下記が多いようです。

  • よだれが多いと何か悪いのか
  • 逆に少ない(出ない)と何か悪いのか

しかし、よだれの量が多い・少ないと心配する必要はとくにありません。

口の中の状態をチェックして、腫瘍があるなど原因となる病気が見当たらなければ、よだれの量は個人差と考えましょう。

よだれの量についてママが心配しがちなポイントについて、ひとつずつ解説します。

よだれが多い子

赤ちゃんのよだれが多いと、赤ちゃんの肌がかぶれがちです。
肌荒れや炎症に悩むママも多いでしょう。

  • 口の周り
  • 首元
  • あごの下

上記のように、よだれの汚れは意外と広範囲につきがちです。

見逃しやすいあごの下などにも、食事の前にベビー用の保湿剤を塗り、肌を保護すると、赤ちゃん肌への刺激をおさえられます。

またスタイをこまめに替えるなどの対策が必要です。

赤ちゃんのよだれは離乳食を進めるポイント

赤ちゃんのよだれは、離乳食を進めるうえでの重要なポイントとなります。

よだれ(唾液)によって噛む運動がスムーズになりやすいケースもあるようです。

たしかに食べたときに口の中に水分がなくてモサモサしているよりも、水分が程よくあって食べ物を噛みやすいほうがラクですよね。

参照:母子衛生研究会「食事と栄養・離乳食」

よだれが多いと虫歯になりにくい?

またよだれには口の中を殺菌・抗菌・洗浄してくれる役割があるため、明確につながっているとはわかっていませんが、虫歯になりにくいのではともいわれていますよ。

参照:平塚歯科医師会「唾液のはなし」

よだれが少ない子

赤ちゃんのよだれが少なかったり、ほぼよだれを垂らさない場合「離乳食を食べにくいのでは」「虫歯になりやすいのでは」と心配になるママもいるでしょう。

おもちゃを舐めたり手を舐めて遊んでいるときによだれがしっかり分泌されているようであれば、心配することはありません。

よだれのニオイが気になるときは水分不足?

いっぽうでよだれがいつもより「臭い」と感じるときは、口の中の水分が足りていないかもしれません。

ニオイが気になったときは、意識的に水分を補給してあげてください。

よだれが少ないとスタイの洗い替えが少なくて済む

よだれが少ないと、かぶれの心配もなく、スタイを何度も替えて洗う…という手間が省けます。

よだれが少なくても、最近ではファッション性の高いかわいいスタイも多いので、よだれだけでなく吐き戻しのためやファッションアイテムとしても使ってみてはいかがでしょうか。

よだれは赤ちゃんが成長しているしるし!かぶれに気を付けつつ見守りましょう

赤やんを抱き上げているママ
よだれの多い赤ちゃん、少ない赤ちゃんについて、ママが知っておきたいことをまとめました。

よだれが多い赤ちゃん

  • 口内に腫瘍があるかチェックが必要
  • 口周りのかぶれ対策をしておくと◎
  • 離乳食をスムーズに進めたり、虫歯予防によいとされる

よだれが少ない赤ちゃん

  • 口周りのかぶれ対策がラク
  • おもちゃや手を舐めてよだれが出ているなら◎

赤ちゃんのよだれの量をみて、なにかの病気ではないかと不安になる方もいるでしょうが、よだれの量は赤ちゃんの個人差が大きいです。

口周りのかぶれに気を付けながら、赤ちゃんの成長を見守りましょう。

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