大泉門っていったい何?閉じる時期やふくらみ・へこみの原因を解説!

赤ちゃんの頭のてっぺんにあるペコペコと動く部分が気になっているというママさんはいませんか?

その部分は「大泉門(だいせんもん)」といいます。

この記事では、大泉門の概要やぶつけてしまったときの対処法、大泉門が関係する病気などについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください!

大泉門とは?


大泉門とは、赤ちゃんの前頭部(ひたいの上あたり)にある、ひし形に開いていて柔らかくペコペコへこむ部分のことです。

頭の骨は複数枚の骨が合わさってできていますが、赤ちゃんの頭は骨と骨の間に隙間があり、その部分はまだ頭蓋骨が閉じていません。

大泉門の大きさは個人差がありますが、だいたい数cmくらいです。

赤ちゃんの大泉門はなぜ必要なの?

横を向いて寝ている新生児の画像
赤ちゃんに大泉門があるのには、主にふたつの理由があります。

1:出産のときに産道を通りやすくするため

出産のとき、赤ちゃんはママの産道を通ります。

産道はとても狭く、赤ちゃんの頭でもそのまま出てくることはできません。

そのため、赤ちゃんは分娩時に頭蓋骨の骨と骨を重ね合わせて、頭のサイズを小さくして産道を通ってくるのです。

2:脳の成長に合わせて頭蓋骨も大きくなるため

赤ちゃんは生まれた後に脳が発達してどんどん大きくなるため、隙間を残しておく必要があります。

脳は赤ちゃんの成長に伴って大きくなるので、頭蓋骨も脳と一緒に大きくなれるようになっているのです。

参照:石巻市「教えて☆助産師さん」

赤ちゃんの大泉門に強い刺激を与えないように

新生児を抱っこするママの画像
大泉門は赤ちゃんの身体の中でもデリケートな部分なので、強い刺激を与えるのはNGです。

強い衝撃を与えてしまうと、脳に後遺症を残してしまう可能性もありますので、優しく丁寧になでるようにしましょう。

怖いからといって、大泉門を洗ってあげないと頭皮の痒みや炎症を起こしてしまう可能性もありますし、皮脂の臭いが気になることもあるので、怖がらずにやさしく洗ってください。

クシやブラシを使う場合も、大泉門付近は避けたほうがよいでしょう。

赤ちゃんの大泉門はいつ閉じるの?

新生児のニューボーン写真
大泉門は生まれてから少しずつ大きくなりますが、生後9~10ヶ月前後から小さくなり始め、1歳6ヶ月頃には触れても分からなくなります。
だいたいの場合、2歳頃になると完全に閉じるようです。

参照:鳥取県母子保健対策協議会「鳥取県乳幼児健康診査マニュアル」

大泉門が閉じない場合は?

2歳を過ぎても大泉門がハッキリ残っている場合は、骨の病気、染色体の異常、甲状腺や副甲状腺の内分泌疾患などの可能性があります。

ただし、大泉門が閉じる時期には個人差があるため、乳幼児健診でなにも指摘されなかった場合は心配しなくてもよいでしょう。

健診を定期的に受けて、赤ちゃんの異変にすぐに気づけるようにしてください。

参照:愛知県あいち小児保健医療総合センター「乳幼児健診の判定」

閉じる時期ではないのに大泉門が閉じている場合は?

小頭症や狭頭症、頭蓋骨癒合症といった病気の赤ちゃんは、産まれたときから大泉門が閉じていたり、通常よりも早く大泉門が閉じたりします。

4~5ヶ月以内に大泉門が閉じてしまった場合は、病院を受診してください。

ただし、閉じない場合と同様に、乳幼児健診でなにも言われていない場合は、とくに心配する必要はありませんよ。

参照:子ども診療所「Q35 大泉門の閉鎖」

大泉門をぶつけてしまったときの対処法

赤ちゃんを抱っこした母親の疑問
大泉門の部分には骨がなく、脳をガードする構造としては弱い部分です。

あまりにも強い衝撃を与えると、脳に障害をもたらす可能性もあります。

大泉門をぶつけたときの対処法は、以下の通りです。

  • ぶつけた際、赤ちゃんはすぐに泣いたかどうか確認する
    ※強くぶつけたにも関わらず赤ちゃんが泣かなかったり、気絶した場合は注意が必要です。すぐに病院へ連れて行きましょう。
  • ぶつけたとこの腫れやへこみ、熱を持っているかなどを確認する
  • 出血や内出血はないかを確認する

すぐに症状があらわれず、時間が経ってから症状があらわれることもあるので、ぶつけてから24時間は、赤ちゃんの様子をママやパパがしっかり観察しましょう。

参照:佼成病院「子どもの頭部外傷について」

大泉門から赤ちゃんの体調がわかる

新生児をなでるお姉ちゃん
大泉門は赤ちゃんの体調によって膨らんだり、へこんだりします。

ここでは、大泉門が膨らんでいるときに考えられる症状と、へこんでいるときに考えられる症状についてみていきましょう。

大泉門が膨らんでいるとき

大泉門がふくらんでいる場合、以下のような病気の可能性があります。

  • 脳腫瘍
  • 脳炎
  • 髄膜炎
  • 水頭症

ママやパパが判断するのは難しいので、大泉門が膨張しているようなら、すぐに病院を受診しましょう。

参照:東京都福祉保健局「暮らしの中の医療情報ナビ」
参照:千葉県こども病院「脳神経外科」
参照:塚田こども病院「大泉門の膨隆と病気」

大泉門がへこんでいるとき

大泉門がへこんでいる場合は、脱水症状や栄養障害になっているかもしれません。

脱水によって体の浸透圧が変化すると、大泉門が陥没します。

赤ちゃんは大人に比べて体内の水分量が多いため、脱水症状になりやすいのです。

大泉門がへこんでいて、舌や口、目が乾いているようであれば、急いで病院に向かってください。

参照:独立行政法人国立病院機構 東京医療センター「小児救急の上手なかかりかた —見逃せない病気のサイン—」

赤ちゃんの大泉門はデリケート!

新生児と夫婦の画像
大泉門は、デリケートな赤ちゃんの体の中で最もデリケートな部分といえるので、強く押したりしないようにしてください。

もし大泉門をぶつけてしまった場合は、赤ちゃんの様子を観察し、いつもと違う様子であれば迷わずに病院を受診しましょう。

また、大泉門が閉じる時期には個人差があるので、健診で言われない限り、あまり心配する必要はないですよ。

今、あなたにオススメ

アンケートに答える

あなたの職業を教えてください。

読み込み中 ... 読み込み中 ...