赤ちゃんが人見知りする時期や原因は?和らげるための対策まとめ

赤ちゃんの成長過程のひとつに、「人見知り」があります。

赤ちゃんが人見知りすると、「お出かけ中にギャン泣き」「パパにも人見知りをする」「友人と食事に行けない」「お正月などの行事に気を遣う」など、困ってしまうママが多いようです。

赤ちゃんの泣き声を聞いてばかりだと、育児疲れを感じやすくなります。

今回は、赤ちゃんの人見知りについて、時期や原因・対策の内容などを紹介します。

赤ちゃんが人見知りをする原因は?

赤ちゃんはなぜ人見知りを始めるのでしょうか。

人見知りの原因と考えられる、いくつかの要素を見ていきましょう。

「好奇心」と「恐怖心」が同時に存在している

赤ちゃんの人見知りは、「好奇心」「恐怖心」が混在している状態のようです。

赤ちゃんは、目に映るさまざまなものに興味津々です。
人の顔に対しても興味をもつと、じっと見つめたり、表情を真似したりして、様子をうかがうことがあります。

また、人見知りをする赤ちゃんのなかには、人の顔を見て「はにかむ」子や、慣れると近づいてくる子などもいます。

こうした赤ちゃんの行動は、「怖い」という感情だけでは説明しきれません。

そのため、人見知りする赤ちゃんには、「怖い」だけではなく「近づきたい」という気持ちも同時に存在していることが指摘されています。

参照:赤ちゃんの「人見知り」行動 単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤

人の顔に違いがあると気づく

赤ちゃんは、月齢が進むにつれて、人の顔に違いがあることに気づき始めます。

自分の世話をしてくれる保護者や、周りにいる家族だけでなく、会ったことのない他人も区別できるようになります。

人の顔を認識できるようになるのは、赤ちゃんの視力や記憶力の発達と関係しているようです。

産まれて間もない赤ちゃんは、光を感じる程度の視力でしたが、次第に姿や形が見えるようになり、顔のパーツの違いを見分けられるまでに視力が発達してきます。

また、自分を世話してくれるママやパパの顔を記憶できるようになります。
普段から親しみのある家族の顔と、他人の顔が違うことに気づけるようになるのです。

ママの不安が影響している

赤ちゃんの人見知りは、ママの不安と関係があるようです。

赤ちゃんは、いつもママの姿を観察しています。

「ママが楽しそうに心を許して会話している相手=安心できる」、「ママが動揺・不安に感じている相手=怖がる」という反応が現れやすいです。

つまり、赤ちゃんはママを介して、安心できる相手かどうかを感じ取っています。

ママが「赤ちゃんが泣いたらどうしよう」などと、不安な気持ちでいると、赤ちゃんの心にうつることもあるでしょう。

ママ自身が心配しすぎずに、「大丈夫」という気持ちで堂々と振る舞うことで、赤ちゃんに安心感を与えられるでしょう。

人見知りではなく「場所見知り」の場合も

赤ちゃんは、「人見知り」以外に、「場所見知り」をする場合があります。

新しい環境に身を置いたときに、いつもと違う音や物・においなどを敏感に感じ取るようです。

赤ちゃんは不安になると、泣いたり怒ったり、癇癪(かんしゃく)を起こす子もいます。

なかには安心感を得るために、指しゃぶりをする癖がでてくるケースもあるようです。

赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?

赤ちゃんの人見知りは、いつ頃から始まり、いつまで続くのでしょうか。

具体的な期間について、説明していきます。

生後6~7ヶ月の赤ちゃんに多い

赤ちゃんの人見知りは、生後6~7ヶ月頃に始まることが多いようです。

始まる時期によって終わる時期は異なりますが、一般的に2~3歳頃にはおさまるといわれています。

しかし、1歳には終わる子もいれば、終わったと思ったらまた始まったりする子もいるようです。
もともとの恥ずかしがり屋な性格がある子は、小学校になるまで、続くことも考えられます。

人見知りの始まりや終わり、続く期間は、赤ちゃんによって大きな個人差があるため、「うちの子はまだ人見知りしない」「うちの子だけ長い」と焦る必要はありません。

赤ちゃんに人見知りが現れたら、成長の過程と受け止めて、あたたかく見守りましょう。

生後3ヶ月・4ヶ月でも人見知りすることがある

生後3~4ヶ月頃の赤ちゃんでも、人見知りをすることがあります。

赤ちゃんは、生後1ヶ月以降になると、大人の表情をみて笑い返す仕草である「社会的微笑」が出始めます。
さらに3~4ヶ月頃には、声を出して笑う赤ちゃんも増えてくるでしょう。

よく笑うようになる時期の赤ちゃんは、ママやパパのことを、声やにおいで認識する力が芽生えているといわれています。

赤ちゃんはママやパパを認識できると、「愛着(アタッチメント)」を強めたいという気持ちがわいてきます。

赤ちゃんが愛着を強め、愛情を求めるようになると、「ママじゃなきゃイヤ」「他の人に抱っこされると泣く」と人見知りを始めるようです。

生後6ヶ月ごろからの人見知りと、生後3~4ヶ月の人見知りとでは、原因がちがうということを知っておきましょう。

赤ちゃんの人見知りを和らげる対策方法

一度泣き出すと止まらない赤ちゃんは、外におでかけするのも一苦労ですよね。

赤ちゃんの人見知りは、赤ちゃんへの接し方次第で、和らげることができます。

詳しい方法を紹介しますので、わが子の人見知りに悩んでいたら、ぜひ参考にしてみてください。

優しく声をかける

赤ちゃんが知らない人と会うときや、泣き出しそうなときは、「この人は怖くないよ」と優しく声をかけましょう。

赤ちゃんがママの不安を感じとると、さらに泣き出してしまうことがあります。

ママは、赤ちゃんが泣きだしても、焦りや困った顔を見せないようにすることが大切です。
いつも通りの笑顔と優しい声で話しかければ、赤ちゃんは次第に安心してきます。

また、普段から両親の声をたくさん聞いていると、人見知りをしたときに効果的でしょう。

騒がしい環境だと、ママの声が届きにくい場合がるため、できるだけママの声が届きやすい場所に移動し、声をかけるのがよいでしょう。

無理強いはしない

人見知りして赤ちゃんが泣いているときは、無理に近づいたり、抱っこしたりしないようにしましょう。

赤ちゃんの泣きが悪化するばかりでなく、今後の人慣れに影響が出る可能性があります。

赤ちゃんは、人見知りをしながら少しずつ、人との関わりを頭や肌で学んでいます。

赤ちゃんのペースで、安心して人に慣れていけるように関わることが大切です。

赤ちゃんを注目の的にしない

赤ちゃんを注目の的にしないように気を付けましょう。
外出時や家に人が集まるときなどは、どうしても可愛い赤ちゃんに他の人の視線が集まりがちです。

赤ちゃんは、自分にたくさんの視線が向いていることに怖がってしまう可能性があります。

知り合いと会ったり、近所の人と話すときには、赤ちゃんから話題をそらしたり、赤ちゃんの顔を人に向けないようにするとよいでしょう。

赤ちゃんの目をのぞき込まない

赤ちゃんの目をのぞき込まないようにしましょう。

赤ちゃんが泣きだすのは、「怖い」「不安」のサインです。

目をのぞき込むと、泣き止むどころか、不安を悪化させる可能性があります。

赤ちゃんが落ち着くまで、景色をみせたり、ママの顔をみせたりすると心が落ち着いてくるでしょう。

できるだけ人と顔を合わせる場をもうける

赤ちゃんの人見知りが激しいと、泣き出すと大変なため、外出を控えてしまいがちですが、できるだけ人と顔を合わせる場をもうけましょう。

赤ちゃんが毎日同じ部屋でママと一緒に過ごしていると、いきなり人の多い場所にいったときに驚いてしまうため、さらに激しく人見知りをしやすいです。

人見知りが激しいからといって、家だけで過ごすのではなく、積極的に人の集まる場所に行きましょう。

ベビーカーでお散歩して近所の人にあいさつしたり、公園で同じくらいの歳の子と触れ合うのもいいですね。

赤ちゃんが慣れてきたら、児童館・支援センターや保育園・幼稚園など、人の多いところに連れ出し、環境に変化をもたせるのもオススメです。

ベビーマッサージ教室やベビーヨガ・サークルの集まりなど、赤ちゃんが安心できる空気の中で、親子一緒に人と触れ合える場所も先輩ママから好評ですよ。

泣きだしたら他のもので気をそらす

赤ちゃんが泣きだしたときは、おもちゃや動画など、他のもので気をそらして対応しましょう。
赤ちゃんの気をそらす方法は、後追いが激しい子にも効果的です。

とくにお出かけのときは、お気に入りのおもちゃや、スマホの動画などを持っていくと役立つでしょう。

月齢の低い赤ちゃんであれば、手触りのよいものや、音が鳴るおもちゃがオススメです。

1歳以上であれば、好きなキャラクターの動画や、触ると音が鳴るなど、ゲーム感覚で楽しめるものがオススメです。

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また、赤ちゃんが安心するよう、おっぱいやミルクをすぐに与えられるよう準備しておくのもひとつの方法です。

赤ちゃんが人見知りする相手への対応

赤ちゃんが人見知りをすると、ママも相手に対して気を遣う場面が増えるでしょう。

人見知りする赤ちゃんだけでなく、人見知りされた人に対してもフォローは必要です。

あらかじめ「人見知りする」と伝えておく

人見知りする赤ちゃんのママは、赤ちゃんが反応する前にあらかじめ、相手に伝えるとよいでしょう。

公共の場にいるときや、義実家の祖父母や親戚と会うときなど、赤ちゃんがギャン泣きすると気まずい場面も多くありますよね。

あらかじめ相手に「この子は人見知りするんです」と伝えておけば、大人が赤ちゃんとの距離のとり方を配慮でき、「自分のせいで泣いてしまった」と思うこともなくなります。

大人が赤ちゃんの様子をみながら関わることで、赤ちゃんの不安を軽くできるだけでなく、人見知りされる相手も気持ちが楽になるでしょう。

パパ見知りするときはパパへのフォローも忘れずに

赤ちゃんがパパ見知りする場合は、パパへのフォローも大切です。

パパは、愛する我が子に泣かれるとショックを受けて、自信をなくしてしまう可能性があります。

パパ見知りも、人見知り同様に成長過程のひとつであることを伝えておきましょう。

パパ見知りについては、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

人見知りしない赤ちゃんもいるの?

「うちの子、まだ人見知りしないんだけど…」と不安に思うママもいるのではないでしょうか。

実は、赤ちゃんのなかには人見知りを全くしない子もいるのです。

人見知りの程度や時期はバラバラ

人見知り程度や時期は、赤ちゃんによってさまざまです。

ママ友の赤ちゃんと比べるなどして、あまり心配しすぎないようにしてください。

一度泣いたらなかなか泣き止まず、ものすごく激しい人見知りをする子もいれば、ケロッとして全く人見知りしない子もいるます。

大人でさえ、もともとの性格や育つ環境が違えば、人見知りの程度も違いますよね。

赤ちゃんの人見知りも、大人と同じく、個性のひとつとして捉えましょう。

発達障害・自閉症と人見知りの関係は?

人見知りをする・しないで、発達障害や自閉症の疑いがあると判断することはできません。

ただ、発達障害や自閉症には、「相手とのコミュニケーションが分からず人見知りをしにくい」という傾向があるようです。

また、発達障害や自閉症が疑われる赤ちゃんは、愛着行動をとる月齢になっても、

  • 後追いしない
  • あやしても反応がない
  • 目を合わせにくい
  • ひとりでいても泣かない

という特徴が見られます。

発達障害や自閉症を疑うポイントは、「人見知りをする・しない」ではなく、「感情表現の有無」のようです。

ただし個人では判断しにくいので、心配であれば、乳児検診の面接で保健師や医師に相談するなど、専門家の意見をきいてみましょう。

ママは赤ちゃんのペースで人見知りを見守りましょう

Happy family mother and baby playing, hugging and laughing in bed

赤ちゃんが人見知りをするのは、心が成長している証拠です。

赤ちゃんが人見知りして泣くと、予定変更や行動制限が増えて、一苦労するママたちが多いようです。

しかし、赤ちゃんが人見知りしたときの対処法を知っていれば、友人とのお出かけも心強いでしょう。

赤ちゃんがそれぞれのペースで、新しく知る場所や人に慣れ、安心してたくさんの世界に出ていけるよう、あたたかく見守ってくださいね。

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