【医師監修】妊娠初期に腹痛…注意すべき症状は?流産の可能性は?

妊娠初期のママは、からだのトラブルで悩みがちですよね。
妊娠初期の腹痛がツライと感じるママは多いでしょう。

妊娠初期の腹痛は、誰にでも起こる生理的な原因と、母子のからだへのリスクに注意が必要な原因、どちらの可能性もあります。

そのため妊娠初期におなかが痛いと感じたら、まずは安静にしたうえで、注意が必要な腹痛ではないか、確認が必要です。

【要注意な腹痛?】チェックリスト

  • 下腹部が締め付けられるような痛みがある
  • 痛みが強烈である/どんどん強くなる
  • 出血がある
  • 基礎体温が低くなる
  • つわりが急になくなる

上のチェックリストにあてはまる項目がある場合は、注意が必要な腹痛である可能性があります。
すぐに病院を受診しましょう。

注意が必要な腹痛のリスクを確認したい方はこちらをご覧ください。

妊娠初期の腹痛には、さらに細かく分けると4つの原因が考えられます。

妊娠初期の腹痛が起こる原因

  • 生理的な原因1:子宮の拡大
  • 生理的な原因2:ホルモンの乱れ
  • 注意が必要な原因1:流産
  • 注意が必要な原因2:子宮外妊娠

この記事では、上記4つの原因それぞれについて、痛みの特徴や対処法も含めて、くわしく説明します。

自分の腹痛がなぜ起こるのかを確かめたうえで、母子のからだを守るためにぴったりの対処法を確認しましょう。

コウノトリ先生

【心配しなくても大丈夫】生理的な原因で起きる腹痛とは

だれにでも起こりうる妊娠初期の腹痛は、子宮の拡大またはホルモンの乱れが原因だと考えられます。

これらを詳しくみていきましょう。

生理的な原因1:子宮の拡大による痛み

ポイント

  • 下腹部の片側に、軽度の鈍痛
  • 1ヶ月前後続くことが多い
  • ラクな姿勢や下半身を温めると◎

妊娠初期に起こる腹痛の原因は、ほとんどが「子宮拡大」の痛みだといわれています。

子宮が拡大することで、周りの筋肉が緊張したり、圧迫されたりして腹痛を引き起こすのです。

着床した胎芽がきちんと成長している証拠なので、心配する必要はありません。

参照:国立国会図書館デジタルコレクション「妊娠初期の性器出血と腹痛」

子宮の拡大による腹痛の特徴

「子宮の拡大」が原因の腹痛によくある特徴をまとめました。

痛み方
  • チクチクする
  • お腹が引っ張られるような感覚がする
痛みの度合い 軽度の鈍痛
痛みの場所 下腹部の片側(右側/左側)
※腰痛、足の付け根がつるケースも
腹痛の期間 1週間~1ヶ月

子宮の拡大による腹痛の対処法

子宮拡大が原因の場合は、身体に負担がかからないよう、できるだけラクな姿勢をこころがけましょう。

とくにお腹に力が入るような姿勢はNGです。

また下半身を温めることも効果があります。
レッグウォーマーや、保温効果の高い靴下を使うと便利ですよ。

生理的な原因2:ホルモンの乱れによるもの

ポイント

  • 下痢/便秘を引き起こします
  • 消化によい食事や温かい服装が◎

妊娠がきっかけで、ママのからだはバランスを崩しがちです。

  • ホルモンバランスが大きく変化する
  • 身体が冷えやすくなる
  • つわりのせいで食生活が偏る

上のような理由で排せつ機能に乱れが生じ、下痢や便秘で腹痛を起こすことがあります。

コウノトリ先生

下痢や便秘が続いているからといって、直接的に流産につながる可能性は極めて低いようですので、安心してくださいね。

ホルモンの乱れによる腹痛の対処法

下痢や便秘になり、腹痛がツライ妊娠初期のママは、身体をあたためて消化によい食べ物を取りましょう。

しょうが入りの料理や、おじやなどがオススメです。

▼妊婦さんにピッタリの便秘対策、詳細はコチラ

【医師への相談が必要かも】注意したい腹痛とは?流産のリスクは?

流産、または子宮外妊娠が腹痛の原因だと、母子のからだに悪い影響があるため注意が必要です。

妊娠初期の腹痛チェックリスト

  • 下腹部が締め付けられるような痛みがある
  • 痛みが強烈である/どんどん強くなる
  • 出血がある
  • 基礎体温が低くなる
  • つわりが急になくなる

上記のポイントにあてはまるものがあるママは、早急に医師への相談が必要です。
「自分で対処できるから」と痛みを我慢せず、受診しましょう。

妊娠初期の腹痛に起こりうるリスクについて、詳しく紹介します。

注意が必要な原因1:流産/切迫流産

ポイント

  • 下腹部が締め付けられるような強い痛みが多い
  • 出血などほかの症状もみられるときは要注意

女性が経験する流産の多くが、妊娠12週までに起こる初期流産です。
初期流産のほとんどの原因が、胎児の染色体異常だとされています。

妊娠初期の強く締め付けられるような下腹部痛は、流産が進行しているサインかもしれません。

  • 出血(鮮血のケースはとくに危険。子宮内膜がはがれた可能性があります)
  • 基礎体温の低下(流産の場合、プロゲステロンというホルモンが減るため)

腹痛とともに上記の症状があるときは、とくに注意しましょう。

参照:国立国会図書館デジタルコレクション「妊娠初期の性器出血と腹痛」
参照:日本医科大学多摩永山病院「流産」

注意が必要な原因2:子宮外妊娠

ポイント

  • 卵管などに着床した状態
  • 痛みが徐々に増す場合は要注意
  • 卵管が破裂するとママの命も危険に

子宮外妊娠とは、子宮内部以外の場所(ほとんどは卵管)に受精卵が着床した状態を指します。

そのまま妊娠を継続することはできず、母体に危険が及ぶケースもあるため、早期治療が大切です。

子宮外妊娠は、段階によって痛み方が異なります。

着床からしばらくのあいだは、「生理痛のようなチクチクした痛み」「脇腹を掴まれたような痛み」を感じ、徐々に痛みが増すといわれています。

その後、卵管が破裂した場合は、立っていることもできないほどの激しい痛みに襲われます。

また不正出血が続き、量がだんだん増えていく場合は、子宮外妊娠かもしれません。

参照:国立国会図書館デジタルコレクション「妊娠初期の性器出血と腹痛」
参照:国立成育医療研究センター「出産に際して知っておきたいこと」

妊娠初期の腹痛はまず病院に行くべきかを見極めよう

妊娠初期の腹痛について、原因と対処法を紹介しました。

妊娠初期の腹痛が起こる原因

  • 生理的な原因1:子宮の拡大
  • 生理的な原因2:ホルモンの乱れ
  • 注意が必要な原因1:流産
  • 注意が必要な原因2:子宮外妊娠

妊娠初期に腹痛があるときは、注意が必要な症状かどうか、見極めが必要です。

妊娠初期の腹痛チェックリスト

  • 下腹部が締め付けられるような痛みがある
  • 痛みが強烈である/どんどん強くなる
  • 出血がある
  • 基礎体温が低くなる
  • つわりが急になくなる

上記にあてはまる場合は、すぐに病院へ行きましょう。
また「いつもと違う痛みを感じる」と違和感を感じる場合も、受診をオススメします。

参照:厚生労働省「すこやかな妊娠と出産のために」

生理的な原因で腹痛があるママは、安静にして下記の対処法をこころみるとよいですね。

  • 子宮の拡大による腹痛:ラクな姿勢や下半身を温めると◎
  • ホルモンの乱れによる腹痛:消化によい食事や温かい服装が◎

妊娠初期はからだのトラブルが多いため、どうしても不安になりますよね。
ただ妊娠初期の腹痛は、生理的な現象であることが多いです。

まずは気持ちを落ち着かせ、自分に当てはまる腹痛の原因と対処法について、慌てずに確認しましょう。

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