【漢方薬剤師が教える】赤ちゃんの夜泣き対策

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

さて、今日はママの頭を悩ます「赤ちゃんの夜泣き」がテーマです。
赤ちゃんの夜泣きに苦労をした経験をもつママは多いのではないでしょうか?

ママになったばかりの皆様に、夜泣きを漢方薬でケアできる可能性についてお話をしていきます。

赤ちゃんの夜泣き なぜ起こる?


「夜泣きの原因として頭に浮かぶものは?」と聞かれれば「おっぱいが足りない」「昼間に興奮した」などと思い浮かべる方が多いようです。

原因がわかっていれば、対処方法を思いつくものですが、夜泣きの厄介なところは原因がわからない場合も多いということ。

泣き続ける赤ちゃんに、おろおろしてしまった経験をもつママも少なからずいるのではないでしょうか。

漢方薬でのケアは?


夜泣きというものはどうやら古代から続いているようで(当たり前か)、夜泣きにも有効な漢方薬があり、昔から使われてきました。

神経質ですぐにびっくりしたり過敏に反応したり、場合によってはヒステリーを起こしたように泣き続ける赤ちゃんには、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)という漢方薬がお勧めできます。

あるいは、イライラして怒ったように泣いたり、ときに暴れるような赤ちゃんは、昔から「疳の虫」といわれるような癇癪(かんしゃく)を起こしたようにみえます。
この赤ちゃんには抑肝散(よくかんさん)などを用いると改善することが多いです。

抑肝散を使いたいけど、食が細いとか胃が弱いという赤ちゃんの場合には、抑肝散に生薬をプラスした抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方を用いることもあります。

よく「赤ちゃんに睡眠薬は!」という方がいますがご安心ください。
これらの漢方は強制的に睡眠に落とす、というものではなく、高ぶる気持ちを鎮めたり、安定させる作用をもつものです。

また赤ちゃんが服用する量は、大人よりもずっと少なめでOKです。

粉のタイプの漢方薬になると思うので、赤ちゃんのミルクに混ぜて与えます。
ミルク嫌いになるとよくないので、小さじ2杯位の分量をミルクに混ぜてから、飲ませてみましょう。
少量の湯に溶いて飲ませるのもよいですね。

ただ、夜泣きとひとことでいっても、その原因や赤ちゃんにより体質も変わりますので、必ずこの漢方がいい!とはこの場では言えません。
必ず専門の医療機関にご相談下さい。
当店は小児の漢方に、とくに力を入れております。