便秘で悩んでいる妊婦が便秘薬や下剤は飲める?胎児への影響は?

妊婦さんの悩みランキングでも、常に上位にあるほど便秘で悩んでいる妊婦さんは多いです。
コンビ株式会社が運営する「コンビタウン」で行った「妊娠中のトラブル」というアンケート結果によると、妊娠初期~後期までの便秘の悩みはなんと1~2位を独占状態でした。

お腹がはって苦しかったり、痛かったり、頑固な便秘だとなかなか改善されず、悩んでいる妊婦さんもたくさんいます。

しかし、改善したいけど、妊娠中に市販の便秘薬や下剤を服用してもよいのか、また胎児へどんな影響がでるのかなど、不安に思っている妊婦さんは多いのではないでしょうか?

薬が飲めるかどうかは、妊婦さんがいまどれくらいの時期なのかによっても変わってきます。

この記事では妊婦さんの飲める便秘薬や下剤について、また胎児に与えてしまう影響なども含めて、詳しく紹介していきます。

あわせて、便秘薬や薬が飲めなかった場合でも、便秘の苦しさを少しでもやわらげられる方法を紹介しているので、参考にしてみてください。

妊婦は便秘薬や下剤を飲んでよいの?


妊婦さんが飲める便秘薬と下剤は、成分によって変わってきます。

妊婦さんにとっては、強くないと感じている薬でも胎児にとっては刺激が強く、決められた服用量よりも多く飲むと流産などの原因にもなります。

また、妊娠4週目~7週目は、生きていくうえで、必要不可欠な脳、内臓、手足、目、中枢神経が形成される大事な時期なので、便秘薬や下剤は飲まないほうがよいです。

飲んでよい便秘薬の成分はなに?

妊婦さんが飲んでよい便秘薬の成分は「酸化マグネシウム」「ピコスルファート」があります。

酸化マグネシウムとピコスルファートの含まれた便秘薬を紹介します。

マグネシウム系の便秘薬

酸化マグネシウムを含む便秘薬は「マグミット錠」「マグラックス錠」があります。

酸化マグネシウムは、即効性はありませんが、腸内の便に水分を含ませて便を出しやすくする働きがあります。

ほかの薬と比べても身体への負担が少ないので、妊婦さんも服用できます。

ピコスルファートを主成分とする便秘薬

ピコスルファートを主成分としている便秘薬は、ラキソベロンです。
液体タイプと錠剤タイプがあるので、飲みやすいのを選ぶとよいでしょう。

大腸に直接、刺激を与えることで、便通を促します。
病院で処方される場合は、酸化マグネシウム系の薬では、効果がないときが多いようです。

便秘薬と下剤による胎児への影響は?


妊婦さんが、飲んでもよいとされる便秘薬は、妊婦さんの身体や胎児にも負担が少ないと考えられている薬です。

しかし、便秘薬に含まれている成分によっては子宮収縮を起こし「流産」「早産」になってしまう可能性があります。

ここでは、子宮収縮子宮収縮を起こす成分について紹介します。

子宮収縮

子宮収縮とは、「おなかの張り」です。

おなかの赤ちゃんを守る子宮は筋肉で出来ています。
普段ママがリラックスしているとき、この筋肉はやわらかくゆるんでいますが、動いたり何らかの刺激によって、筋肉が緊張して、「キュッ」とかたくなることがあります。
これを医学的には子宮収縮といい、一般 的には「おなかの張り」といっています。

妊娠初期に子宮収縮を起こすと、成長途中の胎児が傷つけられ、稽留流産(けいりゅうりゅうざん)を起こしてしまう可能性があります。

稽留流産とは、妊娠7週目前後に子宮内で胎児が死亡してしまう流産です。
妊婦さんの約20%におきるといわれています。

とくに、胎児の重要な器官がつくられる、妊娠4週目~7週目の妊娠初期は、服用をさけてください。

子宮収縮が起こる便秘薬と下剤の成分は?

子宮収縮を起こす便秘薬と下剤には、原則的に妊婦は禁忌に指定されているセンナ(別名センノシド)や刺激の強いアントラキノン系に分類されるアロエなどがあります。

センナ(センノシド)

  • 妊婦禁忌薬に指定されています。
  • 原則的には使われないが、医師の判断で慎重に使う場合もあります。
  • とても刺激が強いため、腹痛や下痢を起こしてしまう可能性があります。
  • 医師の判断によって処方される場合があります。

アロエ(アロイン)

  • アロエの皮に含まれているアロインが、子宮収縮をさせる働きがあります。
  • アロインを含む血液が、胎児の体内に流れると、胎児の腸が活発になり、子宮内で胎便をしてしまい羊水混濁の原因になる場合もあります。
  • 健康食品やサプリメントに、含まれていることが多いので妊婦さんはきちんと確認しておきましょう。

便秘薬という認識がなくても、ダイエット目的の健康食品やサプリメントに含まれていることがあります。
妊娠中は、成分表示をしっかり確認するとよいでしょう。

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