こんにちは。イヤイヤ期コンサルタントの西村です。
前回の記事では、「甘えんぼタイプの褒め方」についてお話しました。
甘えんぼタイプは「大丈夫」「側にいるよ」という気持ちを込めて、抱きしめてあげると良いとお話しました。
それによって、「態度」が伝わり、より挑戦する勇気をもつことができるとお話をしました。
「挑戦していること」について褒める
さて、今回は「自由奔放タイプ」が最も伸びる褒め言葉についてお話します。
このタイプは、走り回ってじっとしていられないタイプだとお話いたしました。
人へのこだわりが弱く、物への執着もあまりないため、人間関係でトラブルが少ないとお話しました。
この子たちは、遊びであれば大人の分からないことを思い付きます。
そして、とにかく動きが早いので、様々なことへ挑戦していきます。
そのため、「挑戦していること」について褒めてあげると良いでしょう。
ママの驚く顔を見せて、褒める
例えば、ママの驚いた顔を見せることはとても有効的です。
ママの驚く顔は、子どもにとってとても楽しいものです。
このタイプの子どもは、「楽しい」ことが最も重要ですので、ママが驚いてくれることが楽しみにできるように仕向けていくと良いです。
遊びの中で驚いたことを、「すごい!そんな事を思いついたのね!!」と褒めてあげましょう。
この場合、様々なことについて「ママ見て!」と持ってくるようになるかと思います。
ママは、「どんなことが起こっても動じない」という、強い心を持っておく必要があります。
例えば、虫を捕まえて持ってきます。
その時に、よくあるのが「わあ!!そんなもの持って来ないでよ!」などと言っているママは要注意ですよ。
こういう時は、「わあ!!」と、驚くだけにしましょうね。
その後、「ああ、びっくりしたあ。持ってきたの??すごいね!!」などと声をかけると、ママの驚いた顔が面白くて、何度も見せにきてくれるようになります。
ママに対しての関心も出てきますし、ママとしては一石二鳥です。
ママに対しての関心から、人への関心へ
この方法は、「人に対しての関心を高める」という意味でも、とても大事な方法です。
というのも、このタイプのお子さんは「人に対して関心がない」ということを問題視されることが多いのです。
そのため、検診に行った時に「発達相談を受けられてはどうでしょうか?」と勧められる方が多いのです。
ぜひ、その場合にはあまり心配せずに、一個性として受け止めて、弱い部分をカバーできるような関わりをしていけるように心がけてくださいね。
それでは、次回は「自己中タイプ」のお子さんの褒め方についてお話いたします。お楽しみに。